感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
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直木賞】東西ドイツの時代、ワルシャワ軍とNATO軍を背景にした、東西ドイツ境界線での軍事行動。ロシアが、勝つ戦しかしようとしないというのが当時の認識か。アメリカ人とドイツ人の交流の割に、西と東のドイツ人の交流が深くないところが、外国人としての日本人が書いた小説の根拠かもしれない。レスが、クルトの家族についての会話で感じたことから、著者の立ち位置がわかった。ちなみに、謀叛をむほんと呼ぶ事を知らず、ぼうはんと打って変換しないので泣いていた。2014/07/29
東森久利斗
2
読書回路がショート、読書というより勉強モード、大戦後冷戦下東西ドイツに関する研究書、教科書、Wikiのよう、日経新聞の連載特集記事を購読している気分。これ一冊で冷戦下の東西ドイツ修士も夢ではない? 東西冷戦、米国、ソ連、NATO、ワルシャワ条約機構、東西ドイツ、ベルリンの壁、国内外の政治、経済、情報戦、最前線の攻防、政治家、軍人、情報部員…、膨大な資料・文献、多様なメディアによる調査・公開事実と周知の歴史的事実 80%、仮説 10%、物語性 10%、逆直木賞な比率で、みごと直木賞受賞。信じられない。2024/09/16
yasu7777
1
★★★☆☆ 練馬2777-1102021/05/03
oknkareha
1
第84回。リアリティのある軍事サスペンスだが、二人のフランツ少年の人間的な交流がもっと深く描かれなかったのが残念。2014/05/13
Hula
0
★★★★★2015/03/19
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