出版社内容情報
アメリカ映画がいちばん幸せだったハリウッド黄金期を生きぬいた女優が、その自由奔放な人生をふりかえる。詳細な年譜・訳註付き
内容説明
スペンサー・トレイシーとの27年間がついに語られる。出会い、愛しあい、そして訪れる永遠の別れ。それまで「私」中心だった彼女が、彼のすべてを受け入れ、愛した。自在につづられる人生のスケッチからは、幸福の香りがあざやかにたちのぼってくる。美しく歳を重ねることの充実感がある。訳者渾身の労作である年譜、訳注つき。
目次
メモリアル・デイ
ウィリー・ローズと彼のマセラッティ
『小麦は緑』
フィリス
ふれあい
声
目
よいお年を
愛
さよなら、カリフォルニアの家
ディア・スペンス
おかげさまでここまで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coolmonster
1
下巻の読みどころは何と言っても、スペンサー・トレーシーとの愛情。彼に対する無償とも思える愛は、トレーシーに妻がいたにも拘らず、崇高なものに思える。そして、訳者の芝山氏の解説と年表がとても詳細で、今まで見た作品も見直したくなる。キャサリン・ヘプバーンという人物を知るには役に立つ自伝だった。2014/05/26
Zen-zen
1
日本人には観ることのできない舞台の思い出や、ヘプバーンには自明でもこちらにはよくわからないことが多いので、少しとっつきにくい部分はある。だけど両親の話や、もちろんスペンサー・トレイシーとの関係についての話は面白い。ジョージ・キューカーとの共闘関係もよくわかる。2011/08/05
STARGAZER
0
キャサリン・ヘプバーン自伝の下巻は、映画に関するエピソードが少なく、私生活の日常的な描写が多い。 ただ、巻末というか下巻の後半半分ぐらいのページで「時系列にケイトの演技歴」が補足付きで記されており、これが良かった。2017/02/21
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- 和書
- 詳解 国際取引法 〈2〉