文春文庫<br> ヴォーグで見たヴォーグ

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文春文庫
ヴォーグで見たヴォーグ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 398p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167309749
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0198

出版社内容情報

ヴォーグ編集長十七年で部数を三倍に伸ばし、マードックに自分の名前を冠した雑誌を創刊させた、名編集者の恋と仕事と闘いの日々

内容説明

お嬢様ばかりの『ヴォーグ』編集部で、イタリア移民の娘グレース・ミラベラは、名物編集長ヴリーランドの片腕となる。その後編集長に就任し、17年で部数を3倍にのばすが、突然解任。すかさずマードックにスカウトされ、新雑誌『ミラベラ』を創刊する。常に話題をさらってきたファッション・エディターの恋と仕事と闘いの日々。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

A.T

8
1892年創刊の上流階級向けからの脱皮は、映画「ローマの休日」「甘い生活」でおなじみのローマから起こった。貴族と新興富裕層の交わる街、それがローマだったと。映画は単なる空想劇ではなかったんですね。貴族的なるものに憧れを抱きつつも、軽快なサーキュラースカートやミニバイクの自由な身のこなしにオシャレを感じる人が続出だったんだなぁー。そこに目をつけ、リチャード・アベドン、アーヴィング・ペンらを起用しつつファッション写真というジャンルを開拓ーなどなど。ファッションに限らず20世紀のまとめを読むことができました。2016/02/28

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね

4
時代のスピードと、個人のスピードは、ほんのわずかの間しか同じではいられないんだな。2010/11/30

vertigo

3
ファッションにとどまらぬ優れた「時代のストーリーづくり」の話。デイヴス、ヴリーランド、ミラベラ、ウィンター……ファッションが「時代の気分」である以上、天下は永遠には続かないということを誰より悟っていたのが女子校体質で実務に長けて率直で理想を持ったミラベラだったのだろう。ごく短いけれどフェミに対する意識に目覚めるところが特に面白かった。歯に衣着せず著名なファッション界を語ってるのだが不思議に不快感を持たないのは彼女の言葉の裏に相手への敬意(ヴリーランドとの最低で最高な関係!)と悔恨の情が滲むから。2013/08/21

hana

3
セレブではなく移民の娘からヴォーグの編集長となったミラベラの自伝。彼女の生きた時代の文化的背景と当時のヴォーグの様子がすごく興味深く面白い作品。この時代を描いた映画や小説が好きなら覚えのある名前が色々でてきてついニヤニヤしてしまうはず。2010/12/20

Shun'ichiro AKIKUSA

1
ファッションエディターとはなんとバブリーなものか。2017/07/20

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