出版社内容情報
銀行の女性重役で、しかもコンピュータ通。自行のセキュリティ・システムに思わぬ抜け道があると知った彼女の邪悪なプランとは?
内容説明
コンピュータのセキュリティ・システムに不備あり。はじめは自分の働く銀行のため改善策を提案したヴェリティだが、暗愚な上司ばかりで糠に釘。やがて彼女の冴えた脳細胞は、金融経済の達人にして人生の指導者、そして良きボーイフレンドのゾルタンを手ごわいライバルとして、銀行から10億ドル盗む華麗なるコン・ゲームに挑む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mejiro
5
上司たちの害悪な無能ぶりがひどすぎて笑える。著者が鬱憤を晴らしてる?会社員時代に相当苦労したのかな…。主人公側よりうざい上司たちのほうが存在感があるのがなんともいえない。銀行のセキュリティシステムを利用し、腐敗と陰謀を暴くストーリー。<ガラスの天井>は、働く女性にとって今も変わらぬ難題と思った。恋愛パートはぎこちなくてお寒い限り。予定調和な結末なのでカタルシスはなかった。今読むと内容が古く感じる。 2017/08/10
のんの
3
銀行のセキュリティをめぐるゲーム。面白いんだけど、ちょっと長すぎる気もした。ライバルのゾルタンのキャラがお気に入り。2024/05/07
みゆぴ
0
★★★★☆読み終わったときもっとすっきりするかと思ったけどそうでもなかった( ̄ー ̄)でも全体的には楽しめました!トールはすごくカッコ良くて読んでて憧れました!!2013/01/18
ひなた
0
★★「8」のキャサリン・ネヴィルの2作目。歴史ミステリーだった前作とは異なり、銀行のセキュリティシステムをハッキングするというもの。作者のネヴィルがもともとSEであったため、その知識と経験が生かされた物語といいったところか。あまり盛り上がりもなく、物足りなかった。
のちおちゃん
0
☆☆☆2006/03/08