出版社内容情報
「アフリカの女王」コンゴ・ロケ中のてんやわんやを、ハリウッド一の知性派女優が愛情こめて追想した思い出話。秘蔵の写真も満載
内容説明
ハンフリー・ボガートとローレン・バコールの黄金カップル。豪放で繊細なジョン・ヒューストン。借金に追いまくられるサム・スピーゲル。そして「わたし」キャサリン・ヘプバーン。勇気りんりん、われらはアフリカへ乗りこんだのだが…。「アフリカの女王」撮影の顛末をあきれるほど率直に、そして愛をこめて綴った傑作回想記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
71
1951年公開の『アフリカの女王』にまつわる断片を三十数年後に著者がまとめた本と言うこともあり、現実のボギーが病気で弱りスペンサー・トレーシーに「さよなら、スペンス」と本気でいったことなどが冒頭に書かれ、しんみりすると同時にどんな話になるか興味がわく。(『アフリカの女王』も『旅情』も観てはいるし、演技派で知的とは思うがヘップバーンとくればオードリー派だが)読み進めると個性的で自分のドジさや危機的な目に遭ったり切羽詰まった実話があり、そこに彼女のユーモアや人間味、人生を楽しむ姿勢などがプラスされ大変面白い。2019/10/24
こばまり
43
この作品はいつか、観てから読むか、読んでから観るか、セットで楽しもうと思っていたところ、この程実現した。読んでから観て楽しさ倍増。撮影苦労話に加えて、スタッフ分のランチを作るバコール、かつらをかぶると不機嫌なボギー等、人間味あふれるエピソードがいい。2024/03/29
fritzng4
0
率直である。トイレ事情も含めアフリカでの撮影秘話をあっけらかんとヘプバーンが語る。ずっと以前に映画は見ているがこれほど過酷な撮影の産物だったとは。大半がスタジオ撮影だと勝手に思っていた。2017/05/06
irorii
0
キャサリンペップバーンが40代に経験した、撮影を回顧してます。
shiaruvy
0
【2013.06 10周忌再読予定】 ★コメント追加予定 [1993.09.10 初版]