出版社内容情報
恐れを知らぬユーモア・コラムニストが猫と豹を主人公にして書いた諷刺小説のようなお伽噺のような珍にして妙なるおかしな話二篇
内容説明
右手でキャット・フードをすくって食べる二毛猫アーヴィング。プッシーフット・キャット・フードのコマーシャルに出ると、あっという間に人気者になった。そのアーヴィングが失踪する。恐れを知らぬアメリカのコラムニスト、バックウォルドが意外な一面を発揮、猫と豹を主人公にして書いた愉快でウィットに富むお伽噺ふたつ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Radwynn
5
キャットフードのCMスター、猫のアーヴィングが誘拐された。宣伝部長マクルーダーは必死にその行方を捜すが─表題作はウィットに富んだミステリ仕立ての都会のお伽噺。タイトルには「大人と子供のための“尾と毛”ばなし」とありますがむしろ大人のためのお話。もう1編の『ボロの冒険』は毛皮のコートにされる運命から逃げ出した彪の冒険。こちらは動物の世界から見た人間社会をこれまた諷刺を込めて。コミカルで読み易いけど諷刺の部分はかなり辛口だなあ、と思ったらその筈、作者は歴代大統領をこき下ろした有名なコラムニストだそうです。2012/02/22
kurupira
3
さらっと読めました、ちょっとユルイ話だが風刺が効いてる。挿絵もユルイ感じだった。(古本屋100円)2014/11/04
高島津諦
2
有名コラムニストが書いてみたというおとぎ話。驚異的なほどさっくさく読めた。バタ臭いジョークがふんだんに入ってて、こういうの嫌いじゃない。ストーリー自体はどうでも良いような感じだけど。2009/03/22
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