出版社内容情報
政治改革、「勤勉な日本人」神話、戦争の原因は何か、法と倫理の間……現代日本をむしばむ『常識のウソ』を鋭く衝いた山本学の好著
内容説明
根拠のない前提がいつのまにか「常識」となって、人々の考え方を拘束すると、社会の通念に従って行動しているつもりが、結果としてとんでもない非常識になる。「死守すべき一線」型思考、「勤勉な日本人」神話などなど、平成ニッポンが陥った“常識のウソ”を根本からひっくり返した「山本七平式・考えるヒント」77選。
目次
1 国際社会をみる眼
2 時代を読む
3 教育改革への模策
4 報道と世論
5 日本人の神話
6 未来への構図
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hwconsa1219
4
単行本として出版されたのが昭和61年、今から30年ほど前ですが、内容に色あせ感がないのは、当時と今を比べ「常識」にさほどの違いがないからなのか。「事実と心理的反応」の章はまさにそのことを痛感する内容でした。2017/04/24
ryu
1
常識とは? 常識とか思わずに自然と身に付いている事を 改めて考え直す事は、大切な事だと思いました。 間違った常識もあり得るからです。2021/02/06
ダイキ
1
「徳川時代には「常見」といった。常識(コモン・センス)の「センス」は誰よりも「見」に近いであろう。われわれは確かに「常見」の世界に生きており、「常見」で世の中を見、世界を見ている。ただ「見」は必ずしも「識」ではない。視点を違えて別の見方をすれば、「常見」とは違う面が見える。このさまざまな「見」を総合して判断を下せば、そこにはじめて真の常識が成り立つであろう。」〈はしがき〉2018/03/04
ドント
0
約30年前の本なのにこの古びなさ。いや日本がほとんど変わってないというのことか。厄介ごとの解きほぐし方が実に丁寧。2014/12/14
Don
0
本自体は古いのだが,内容は全くもって古くない。 視界が広がった思いです。2014/03/11
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