出版社内容情報
足掛け八年、英国で海軍教育を受け、やがて世界史に名をとどめるプロフェッショナルの戦略家として大成する東郷提督の全てを描く
内容説明
「海から攻めてくる敵は海で防がなければならない」17歳の東郷平八郎は薩英戦争の体験から、海軍軍人になる決意をし、西郷隆盛に頼み込んでイギリス留学が実現する。8年間の留学で自然科学、西洋史、海軍教育に励み、日曜日には教会の礼拝を欠かさない。留学時代を中心に若き日の東郷提督の姿を感動的に描く長篇歴史小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bassman_tubacca
1
東郷平八郎に関しては全く知らなかったので良い機会となりました。半分くらいは西郷隆盛や当時の政権、陸軍海軍との関係など歴史の話でしたが、なかなか興味深かったです。日清戦争開戦。下巻へ。2020/05/12
まいご
0
平八郎の直接関わらない社会情勢、中でも政治の部分は人名と出来事の羅列で目が滑ってつらい。平八郎が主役の、特に英国留学の部分は面白くて、地道な勉強と努力で力をつけていったことがよくわかる。 2012/08/20
Motohiro Yamato
0
「坂の上の雲」から、東郷とはどんな人物か興味があり、明治維新から始まる話としてはとても楽しめる内容でした。司馬遼太郎氏より話がまっすぐで横道にそれない分とても読みやすい。その当時を見てきたかのような文書。日清日露戦争に入る下巻も楽しみだ。2024/09/03
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