出版社内容情報
硫黄島で玉砕した兵士たちの魂を鎮めるため、敗戦後、僧侶となった海軍大佐がいた。占領国と粘り強く交渉を続けたその一生を描く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rinrinkimkim
2
そもそも「硫黄島」が鹿児島県と東京都とに2島存在しているという超初歩から勉強(恥)。大東亜戦争の激戦地が東京都なんですよ。言われてみたらそうだわ。とこれまた(恥)本書で足跡を追う和智氏の執念とも言える慰霊をこのように無知な私が読ませて頂いてなんとしたら・・と最初から最後まで恥ずかしく情けない思いでした。と反省しかりのような感想を書きつつバロン西氏の硫黄島でエルメスの馬具ってのに反応して、きっとしなやかで艶々した馬具だったことであろうと敵(連合国)グッズを持ち込む度胸には感動。ちぐはぐな感想ですみません。2020/05/03
風見じじい
0
文庫ではなく1993年の初版の方を読みました。情報将校としてメキシコへ行き、その後戦争になって硫黄島へ赴任、玉砕前に本土に転属。敗戦後直ぐ僧侶になり硫黄島の遺骨収集のために米軍と折衝した和智恒蔵を追った本です。情報将校とpしての教育のためか、かなり飛んだ人に思えます。晩年の髑髏返還に拘り米軍の退役軍人を辟易させた点、最晩年キリスト教の洗礼を受けた点など、その内面は伺い知ることはできませんでした。2015/12/18
ノメ
0
戦後、僧侶となって硫黄島の遺骨回収に尽力した和智元海軍大佐の秘話の数々。硫黄島で死んだ元部下への慰霊を前面に出し、その意志を貫き通した人生は高く評価されるべきものだろう。2015/07/04
Tasuku Seo
0
和智恒蔵の融通無碍な生き方がかっこいい2021/05/28
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