文春文庫<br> 日本の陰謀―ハワイオアフ島大ストライキの光と影

文春文庫
日本の陰謀―ハワイオアフ島大ストライキの光と影

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  • サイズ 文庫判/ページ数 574p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167295059
  • NDC分類 916
  • Cコード C0131

出版社内容情報

一九二〇年、ハワイきび畑に働く日本人移民の第二次オアフ島ストライキを再現して、太平洋戦争にいたる時代のうねりを克明に描く

内容説明

1920年、ハワイできび畑労働に従事していた日本移民が一斉に立ち上った増給ストライキと、その渦中で起きた会社側通訳・坂巻銃三郎宅爆破事件。忘れられていた二つの事件が突如スト指導者の大量検挙事件に変貌した裏には何があったのか。手に汗にぎる裁判劇と真珠湾にいたる時代の前夜を克明に描ききった傑作ノンフィクション。第23回大宅壮一ノンフィクション賞、第5回新潮学芸賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

30
大宅壮一ノンフィクション賞、新潮学芸賞受賞作。1920年、砂糖黍工場の通訳の日本人宅が爆破されたという小さな事件であったが、外交問題へと発展していく。なんとも詰まらない作品であったが、終末とあとがきで目が覚めた。私的には内容より、取材力と著者の幸運(幸運も実力のうち)に賞が授与されているのではと思う。ハワイ日系移民の歴史、黍産業など知れる。2018/12/21

wei xian tiang

3
かなり読み応えのある、忘れられかけたハワイ移民史。日本人からさらに低賃金の中国人に乗り換えようとするハワイ糖業者、黒人を使うルイジアナキビ糖業者、メキシコ人を使うカリフォルニアビート糖業者(全て白人)の露骨な利害と力関係で移民政策が左右されていく過程が生臭すぎて失笑を禁じ得ない。それも自由と民主主義の国らしく民主的かつ合理的な屁理屈を色々こじつけながら。2015/07/13

c3po2006

2
★★★★2017/02/18

turutaka

0
綿密な取材には敬意を払うが、なんともグルーヴ感のない進行でダレること山の如し。 こちらにも背景への興味や知識が皆無だったのも、この読書が盛り上がらなかった要因か。2024/10/10

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