出版社内容情報
祖国アメリカへの忠誠を自らの血で立証せんと第二次大戦下のヨーロッパ戦線で最も勇猛に戦った日系部隊の若者達の心情を徹底した現地取材で描く。文春読者賞受賞
内容説明
1944年10月7日、ドイツ国境に近いフランスの町ブリエアにドイツ兵を追って真っ先に現われた米兵の肌は黄色く目は細く吊り上っていた。第二次大戦下のヨーロッパ戦線で最も勇敢に戦ったのは日系兵士だった。祖国アメリカへの忠誠心を自らの血で立証せんとハワイの島々から強制収容所から競って激戦地へ向った。文芸春秋読者賞受賞作。
目次
第1章 マウイ号の行手
第2章 ワン(1)・プカ(0)・プカ(0)
第3章 ゴー・フォ・ブローク
第4章 真珠湾からのモルモット
第5章 狂信的(ファナティック)な兵士たち
第6章 我らがメアリー
第7章 黒い森の黄色い米兵
第8章 「失われた大隊(ロスト・バタリオン)」救出(1)
第9章 「失われた大隊(ロスト・バタリオン)」救出(2)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
37
文藝春秋読者賞受賞作。当時のハワイの日系人は4割弱を占めた。強制収容するわけにもいかず、政府の困惑も見て取れるが、米国生まれの日本人は兵士へと志願している。ハワイを中心とした日系人で構成された第442部隊。ゴー・フォー・ブローク、当たって砕けろをモットーにヨーロッパの戦場で死傷者を出しながらも多くの功績を残した。戦後彼らはホワイトハウスにて大統領より表彰されている。胸を張って帰れるはずの兵士であったが、強制収容所から解放されている家族は帰る家を失い収容所に留まっている人が多かったという。続く→2018/12/16
ヘタ
26
日系人から構成され、米軍史上最も多くの勲章を受けた442連隊、第100大隊の戦記。戦闘だけでなく野営地での生活や、前線投入前の訓練キャンプでの生活、大隊内のハワイ出身vs本土出身日系兵の対立など。日系アメリカ人二世にみる日本精神はとても痛々しいです。「なかでも、前線での最も顕著な特質として、『突撃となるや全員(この言葉にアンダー・ラインがされてある)が立ち上がって突進する』。さらに、『傷ついた仲間を置き去りにしない』ことが指摘されている」。「ルディ・トキワは砲撃で背中と手に受けた傷が痛くてたまらなかった。2017/12/20
スー
17
こちらの本は100大隊を中心にテキサス大隊救出まで書かれています。日本とアメリカに家族が引き裂かれ、家族はアメリカに人質に取られ、差別に心を痛め、仲間内では本土出身者とハワイ出身者と対立しながらひたすら前進し続ける姿に涙しました。たびたび登場してた部隊唯一の朝鮮系のキム大尉が今回よく登場していて当初、兵と緊張関係にありましたが初戦で信頼を勝ち取り、以降彼の側に居れば弾に当たらないという神話が生まれた程でまるで「バンドオブブラザーズ」のスピアーズの様でした。2018/07/06
デューク
4
「君たちは敵と戦ったばかりでなく、偏見とも戦い、そして勝利した」。トルーマン大統領をしてそう言わしめた、陸軍第100大隊。第二次世界大戦中に日系人を中心に編成され、最も多くの勲章と死傷者を出した部隊の記録。敵国民を祖先に持ち、戦時中はもちろん戦後も差別され続けた日系アメリカ人たち。血で忠誠を証明したとまで言われるほどの苛烈な戦いぶりは、今でも米陸軍士官学校の必修科目だという。歴史の狭間で翻弄された人々の気高い勇気と、残酷な運命には涙を禁じ得ない。我々の知らない、もう一つの第二次世界大戦の記録。いちおし2015/11/25
Maki.
4
日系アメリカ人だけで組まれた第442連隊戦闘団の話。第二次世界大戦中に組まれたあらゆる軍隊の中でも最強、1番多く勲章を貰った。でもその栄光の陰にはアメリカでの日系への差別やたくさんの犠牲者がいる。君たちは敵だけでなく、差別とも戦った、そして勝った。という言葉をトルーマン大統領は贈っているけど、銃弾戦で大怪我を負って雨に濡れて凍えるほど寒い中、苦しみながら死んでいった兵士たちは報われたのだろうか。2014/11/12
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