出版社内容情報
ふと深夜に気付く得体の知れない不安、形をとらない悪意、姿のみえぬ訪問者……。日常に潜む不気味な偶然を軽妙に描く九つの物語
内容説明
あなたは気付いたことは、ありませんか?気味の悪い偶然の重なり、形をとらない悪意の棘、得体のしれない不安感…。あなたを怯えさせるそうした“何か”は、いつも突然、それも深夜に訪れる!恐怖小説の名手が時間をミッドナイトにかぎり、軽妙に描いた九つの怖いお話をあつめたのがこの本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
45
面白かったです。ミッドナイトに限定し、軽妙に描いた物語。深夜に訪れる怖い話ばかりですが、ブラックユーモアの味わいが最高です。2024/07/21
ヒロくま
16
短めだけどシニカルでブラックな物語が、実はヒンヤリとあとを引く。昔々こんな話をどっかで読んだなぁと思い出したら大抵、阿刀田先生の物語だったりする。怖懐かしい感じ。2018/09/13
スノーシェルター
12
最終的に背筋が変にゾクッとする話ばかり。面白かったけれど。2012/10/27
takaC
10
豆粒の秘密/カタンカタン/丑年生まれ/骨のプラネタリウム/人生の楽しみ/密室の女/目撃者/古傷の女/誘う町1993/11/10
KAZOO
9
やはりのっている時期の阿刀田作品というのは読んでいても、本当にありそうな感じで怖い感じがしてきます。この作品集はブラックなものがほとんどで後で余韻が残るのが秀逸です。2014/05/13