文春文庫<br> せい子・宙太郎〈下〉

文春文庫
せい子・宙太郎〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167277109
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

下町の葬儀屋を舞台に不器用な宙太郎としっかり者のせい子夫婦が人々と織りなす人間模様を人情味豊かに描く向田ドラマの小説化

内容説明

葬儀屋「タマキ葬祭総業」の主人夫婦と、ときには反目し、いがみ合いつつも助け合ってきた住み込みで働く宙太郎とせい子夫婦。ある日主人の参平に愛人がいることがわかって、玉木家の三人の子どもたちと一計を巡らした二人は…。家庭問題、会社の経営難など、日常のさまざまな事件もほのぼのと描く向田ドラマ決定版の小説化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zaqyassun

3
向田邦子さんのドラマ脚本を小説にまとめたものですが、心は十分伝わって、ほっこり読了。せい子・宙太郎が舞い戻った部屋で「何だか広くて豊かな感じがする」と言ったのは、二人の成長の証だろうか。隣の人に少しだけ気を遣い、しっかりと向き合って生きれば、人生は豊かになるんだ、と改めて思う。自身の内面が変わればその眼に映るものもおのずと違って見えてくる。2013/11/07

nobuem

1
これ読んで「昔はよかった」などと思うのは多分間違いで、昔だってこんな性善説の塊みたいな人たちはそんなに大勢いたわけじゃなかったんですよねえ。2017/11/12

やまびこ

0
なんか人情味に溢れていて好きです~

おさむ

0
あくまで、テレビドラマの台本の小説化なので、コメディタッチのドタバタ・ホームドラマにしか読めず、深みをあまり感じられませんでした。2013/04/12

千歳

0
昭和50年代は出征や戦火に逃げ惑った人々がまだ4,50代で 現役で活躍されていたんですよね。 回想の中で戦後の様子が登場人物の体験として出てくるので 自分の10代20代とひき比べて身につまされました。2009/09/21

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