文春文庫<br> 霊長類ヒト科動物図鑑

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文春文庫
霊長類ヒト科動物図鑑

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167277055
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

すぐれた人間観察をやわらかな筆にのせて、あなた自身やあなたを取りまく人たちのさまざまな表情をいきいきと捉え、エッセイの醍醐味を十二分に満足させてくれる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

74
再読です。日常の色合いをちょっとしたユーモアを交えて描いているのが好みでした。今の時代に読んでも題材が面白く、一緒にニンマリしてしまいますね。昭和なのだけれど古さを感じない。それでいながら郷愁の香りのする独特の雰囲気が好みです。さりげないのに鋭くて、転んではただでは起きないのを感じました。そこが魅力だと思います。2018/04/28

じいじ

70
冒頭の「古いカレンダーをはずして、新しいものに掛け替える」に一瞬ドキッとする。私も昨日、妻に買ってきてもらったカレンダーを付けたからだ。さて、今作でも「素」の向田邦子に出逢えたし、面白かった。向田さんは子供のころは「豆腐」の旨さを知らなかったようだ。私も小学生の頃は「やっこ豆腐」は味だけでなく、箸でうまく口に運べないので苦手でした。また、せっかちな性格だったことは、いくつもの作品から見て取れます。せっかちさにおいては、私とタメの勝負ができそうです。ひと回り上の巳年の向田邦子さんに、さらの親しみを感じます。2025/11/07

優希

53
さりげない日常を鋭い視点で描いています。洒落ていて、日常の色をくっきりと鮮やかに浮かび上がらせているのが見事ですね。映像が浮かんでくるようで面白いです。冒頭の『豆腐』からしてカレンダーの思い出と絡んで面白いです。ちょっとした失敗談でもユニークに書いてしまうのでクスリと笑えてしまう。凛とした女性という印象があるだけにこういうエッセイを読むとホッとしますね。転んでもただでは起きないようなところが端々に見えて楽しく読みました。2014/09/18

ほほほ

30
エッセイ。ひとつのエッセイの中でいくつものエピソードが歯切れよく続くのが印象的。たくさんの話題が次々と出てくるのに、全然疲れない。次も、次も、早く読みたい、とページをめくるのが楽しい。そして、スパッとした一文でグッと心をつかまれること多々。こんなエッセイならいつまででも読んでいたいなぁと思いました。昭和の庶民の生活や、向田さんの家族の話、お父様の話はなぜだか懐かしくて、切なくなったり心が和んだりして、あぁいま良い本を読んでるなぁ〜としみじみしました。2015/02/06

navyblue

26
向田さんのエッセイは、時代を感じさせる言葉はあるが、いつも生き生きとしており、これが昭和50年代の作品とはとても思えない。おもしろく、楽しい話題が語られ、活字を追う私もついにんまりしてしまう。短気でいつも威張っているお父上のことも、「ふと、男の一生として考えると、苦労の多い割には必ずしも実りが大きかったとは言えない人生だったが、母に背中を搔いてもらって威張っていた父の姿を考えると、男としては幸せな人ではなかったかと思う」と、優しい目線で語っている。私も亡くした父のことを思わずにはいられない。2017/05/29

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