出版社内容情報
ユーゴスラヴィアで発見された大洞穴に閉じこめられた英米仏日本からなる国際調査団の、地上の光に再開する迄の大冒険サスペンス
内容説明
ユーゴスラヴィアのカルスト台地の地底深く、4万年前にネアンデルタール人が壁画を残した大洞窟がみつかった。世紀の大発見に、国際調査団が勇躍現地に赴くが、ときならぬ大地震で閉じこめられてしまう。漆黒の闇のなかで、土砂流、水没洞、大瀑布、毒虫などと闘いながら続ける地獄めぐり。彼らが再び陽光を見る日はあるのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
goro@the_booby
52
これは主人公はもう地質学者原田教授でしょ。翻訳ものでここまで日本人を書き込めるのなんて読んだことないわ。世紀の発見となった壁画を探索するため洞窟で作業を行っていた調査団を襲った大地震によって閉じ込められてしまう。出口を求めて進む彼らに待ち受ける困難の数々。これは拾い物でした。2023/08/18
pangea74
5
著者の『アムトラック66列車強奪』を読んで良かったので、2冊目に本作を選んだのですが、これも大変満足した冒険小説でした。地震によって入り口が閉ざされた洞窟から脱出を図るサバイバルもの。登場人物はそこそこ多めで群像劇になっており、いい意味で誰が死んでしまうのか分からない展開になっていた。『アムトラック~』でもそうだったけど、人が死ぬ場面がむごくて印象的だった。危機的状況を通して、それぞれのキャラの弱みや暗部が描かれ、人間模様を読むだけでも読み応えがあった。この本を読んだら洞窟に行く気が失せました。2019/10/13
ニキ
3
最高に面白かった探検もの。 これ以降、アドベンチャーものを立て続けに読んだ。 でも今のところ、この本を凌ぐものに出会ってない。 カナダの作家なのに、なぜかヒーローが40代の日本人男性(笑) 地質学の大学教授で、インディ・ジョーンズ顔負けの大活躍をする。 スピード感にあふれたストーリーにグイグイ引き込まれた。 古代壁画の発掘中に大地震で地下に生き埋めになった学者たちが、 さらに地底の風穴の奥深く潜って行きながら、地上をし求める話だ。 真っ暗な地底洞窟からの脱出を図る面々の動向は飽きさせない。 よくあり2010/04/07
030314
1
クリストファー・ハイドはカナダ・ミステリー界の雄とのこと。とにかく訳が良い。完璧な日本語になっている。同じ訳者のミステリーを又読みたい。2023/10/16
SS
1
生き物としてのリーダーシップ 2012/03/16
-
- 和書
- 「日本の伝統」という幻想
-
- 和書
- 青年期境界例の治療