出版社内容情報
頑固一徹、思いきった判決を下して世間を沸かせる名物老判事、ウーマン・リブ行き過ぎの風潮を逆手にとってアッといわせる名判決
内容説明
連邦地方裁判所のハリー・スペンサー判事は、世間におもねらず思いきった判決を下すことで知られている。いつしか名物となったが面白くないのは一向に脚光のあたらぬ同僚判事たちである。不隠な空気のたかまるなかで、スペンサーの真価を問われる裁判が回ってきたが…、女性パワー過剰の風潮を斬る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tai65
2
星5つ2018/05/02
古家深一郎
1
やや話の商店が分かりにくいものの、途中からこれはスペンサー判事萌え小説だと理解した。そう思えば、すべて納得出来る。彼の事が好きな人も嫌いな人も利用したい人も騙されるキュートな美人も、全部判事の萌ポイントを引き出すための道具なのだ。フェミニズ論だとか、そんなのは知らない。気に入らないものを認めるなんて、死んでもゴメンだもんね! な人だし。あ、自分ですか、もう判事いいか休んでくださいよ、と忠告しつつワクワクしながらその背中を見守りたいですね。こんな人が、もっといてくれたらな……2011/01/25
imai syoichi
0
タイトルは堅い感じかとおもいますが、主人公のスペンサー判事の辛辣なジョークがさえわたり、吹き出して笑って読んでました。
gingerginger
0
大好きだった、また読みたい
o atsu
0
小説として非常に面白い。主人公のキャラが魅力的。 かなり古い本だが、過激なフェミニズムに関する描写は現在でも通用すると思う。人間っていうのはなかなか進歩しないものなんだなぁ。 あと本筋ではないが、「黒人強制バス通学」等の現代の日本人にはなじみのないアメリカの政治問題について知れて面白かった。2019/05/07
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