出版社内容情報
バクー油田の爆発事故から危機感に陥ったソ連の先制攻撃は世界をどう動かしたか? 第三次大戦をテーマにした軍事冒険小説超大作
内容説明
シベリア西部の油田・石油精製施設がイスラム教徒の襲撃で潰滅的打撃を受けた。ソ連が経済・軍事面での力を維持するにはペルシャ湾沿岸の油田を押えるしかない。それにはNATO軍が邪魔だ。かくして党政治局はNATO軍への奇襲と謀略活動を計画する。―現代戦の実相を描いて前作『レッド・オクトーバーを追え』を凌ぐ超大作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Richard Thornburg
11
感想:★★★★★ 舞台はソビエト。 シベリアの油田をムスリムが襲撃して壊滅的ダメージを受け、西側の油田を確保しようとするところから物語はスタートします。 戦争モノにありがちなヒーローはおらず、どちらかと言うとハイテク兵器こそ使ってはいるが泥臭いリアリティのある話です。 とにかく描写が細かくすばらしい! イージス艦は思った戦果はあげられず、コンピュータでエイムする兵器も役立たず・・・ 実際問題、実戦になってしまえばハイテク兵器を使ってもこんなもんだろうと思います。2013/01/22
いおむ
9
既読済みです。2018/08/15
かずお
7
★★★★★ 陸海空あらゆる兵器が出てくる仮想世界大戦の話。わくわくしちゃう。2017/06/17
コージ
5
「軍事シュミレーション小説」の走りの本書が出版されたあと書店にはこの手の小説がずらりと並んでいた。ラリー・ボンド、デイル・ブライン等々。如何にして戦争が始まるのか?今ある兵力で戦争をしたらどうなるのか?。当時その手の小説を読み漁っていた時期があったがどれも内容は覚えていない。本作も覚えてなくて20何年ぶりに読み返してみた。主人公がいなくて筋書き中心で進んでいく内容に最初は戸惑ったが陸・海・空の戦闘が始まり出してから面白くなって来た。冷戦時代の世界地図が頭に入っている人が読めばもっと面白いかと思う。下巻へ。2019/04/23
どら母 学校図書館を考える
4
記録漏れ 今の若い人が読むと わけわからんかも…。あっ でも 最新作が米露開戦だから ありかな。2015/04/25