出版社内容情報
バクー油田の爆発事故から危機感に陥ったソ連の先制攻撃は世界をどう動かしたか? 第三次大戦をテーマにした軍事冒険小説超大作
内容説明
シベリア西部の油田・石油精製施設がイスラム教徒の襲撃で潰滅的打撃を受けた。ソ連が経済・軍事面での力を維持するにはペルシャ湾沿岸の油田を押えるしかない。それにはNATO軍が邪魔だ。かくして党政治局はNATO軍への奇襲と謀略活動を計画する。―現代戦の実相を描いて前作『レッド・オクトーバーを追え』を凌ぐ超大作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
drago @4月は名人戦。
31
ソ連 vs NATO軍の対決に血湧き肉躍る。 ◆上巻だけで600頁。活字が多く、1頁に2分で計20時間を要する。上下巻で40時間の超大作。だけど、めっちゃ面白い。 ◆今のプーチンがやっている行為と、本作のソ連の政治局員(書記長含む閣僚)の考え方が似ていることに苦笑。ロシア人は進化していないのか? ◆ヤード、フィート、インチ、オンス、ポンドなど日本人に馴染みがない単位の連発に戸惑う。英語を翻訳するのと同様に、単位も変換して欲しいところ…。 ◆さぁ、下巻へ!!2024/10/12
Richard Thornburg
12
感想:★★★★★ 舞台はソビエト。 シベリアの油田をムスリムが襲撃して壊滅的ダメージを受け、西側の油田を確保しようとするところから物語はスタートします。 戦争モノにありがちなヒーローはおらず、どちらかと言うとハイテク兵器こそ使ってはいるが泥臭いリアリティのある話です。 とにかく描写が細かくすばらしい! イージス艦は思った戦果はあげられず、コンピュータでエイムする兵器も役立たず・・・ 実際問題、実戦になってしまえばハイテク兵器を使ってもこんなもんだろうと思います。2013/01/22
いおむ
10
既読済みです。2018/08/15
かずお
8
★★★★★ 陸海空あらゆる兵器が出てくる仮想世界大戦の話。わくわくしちゃう。2017/06/17
コージ
6
「軍事シュミレーション小説」の走りの本書が出版されたあと書店にはこの手の小説がずらりと並んでいた。ラリー・ボンド、デイル・ブライン等々。如何にして戦争が始まるのか?今ある兵力で戦争をしたらどうなるのか?。当時その手の小説を読み漁っていた時期があったがどれも内容は覚えていない。本作も覚えてなくて20何年ぶりに読み返してみた。主人公がいなくて筋書き中心で進んでいく内容に最初は戸惑ったが陸・海・空の戦闘が始まり出してから面白くなって来た。冷戦時代の世界地図が頭に入っている人が読めばもっと面白いかと思う。下巻へ。2019/04/23
-
- 和書
- 先代旧事本紀 - 訓註