出版社内容情報
クリスマスの五日前、雪に覆われた墓地で会った女性に恋をし、四日前に奇妙な神父に出会い、そしてついに殺人者と対面する五日間
内容説明
クリスマスの5日前、警視リチャード・ジュリーは雪に覆われた墓地で会った女性に恋をしてしまう。4日前、謎めいた神父に出会う。3日前、元貴族メルローズ・プラントが到着する。事件の解決に欠かせぬ人物だ。2日前、「エルサレム」亭にてジュリーとプラントが顔を合わせる。そしてクリスマス前日…“パブ・シリーズ”第5作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
24
クリスマスだから?今までになくおセンチな文章に戸惑いながら読む。事件はさして驚きもなくサクサク進むが、ジュリー警視のにっこりや子供とのやり取りにまたもや胸キュン、ミセス・ワッサーマンとの半地下のアパートでの一時にうるっとさせられちゃったよ。やっぱり天使じゃない?今やほとんどコメディ要員、メルローズさん、今回は粋なクリスマスプレゼントに参りました。2017/11/12
Ribes triste
17
ジュリー警視シリーズ第五作。クリスマス休暇中にジュリーが出会った美しい女性は、再会の約束をはたす前に遺体で発見された。一方のメルローズはアガサ叔母との憂鬱なクリスマスから脱出すべく、ヴィヴィアンの招待に載ったのだが..。本筋に入る前のウッドハウスばりのドタバタが楽しくて、ミステリーを読んでいることを忘れてしまう。そして一気に読まされてまたもや犯人を見逃してしまう。最後にトミーとクリッシーに素敵なプレゼントがあったことに心温まる。2024/05/12
ごへいもち
14
再読。情緒豊かでユーモアがあって主要な人物が魅力的2012/03/12
Inzaghico (Etsuko Oshita)
10
以前、某翻訳家が、ワープロやPCで原稿が作成できるようになってからというもの、話が長くなる傾向がある、と話してくれたことがある。この作品は、PCが普及する前じゃないかと思うんだが、けっこう分厚い。最後には唸らされたが、長い~。若き貴族をはじめとする少年が本作のカギを握る。彼らにとって光明が見える終わり方でよかった。2022/02/11
えむむ
8
ジュリーがますます暗くなっていって心配。プラントとアガサの明るさに救われる。ヘレンはかわいそうだったなあ。2025/06/27
-
- 電子書籍
- 戦国小町苦労譚 伊勢平定8 アース・ス…