出版社内容情報
バード・ウォッチングの老譲が女の死体を発見した。ロンドン近郊の牧歌的小村リトルボーン、パブに集まるいろどり鮮やかな人物群が楽しい"米国産英国ミステリー"
内容説明
ロンドンから40マイル、このところ首都のベッドタウンとして不動産業者の着目するところとなったリトルボーンの村は、しかし、たたずまいあくまでものどか、もちろんパブもある。村の森から犬が人間の指をくわえて現われたのが事件の発端、警視昇進に照れながら腰をあげたジュリーは、事件を追ってロンドンと村を行き来する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
27
おお!あんなにレイサーにネチネチいじめられたのに警視になってるよ!でも相変わらずの現場仕事、変わらないメンバーありがとう。郊外の村で犬が人間の指を咥えて来た事件からの連続殺人。地下鉄駅の通り魔事件と盗まれた宝石との関係は...今回はついでじゃなくて待ち合わせ!すっかり相棒ですねメルローズ様、生き生きしてるよ。事件も面白いがジュリー警視の人たらしが楽しいこと!今回もアガサは置いてきぼりだ、良かった!2017/10/16
菱沼
5
発見再読シリーズ14。無駄と思われる要素も多分にありながら、やはり面白い。日常生活って無駄が多いものだと思うから。善人だと思っていた人物が犯人だった。彼の背景がもう少し知りたかった。いくら以上の金額なら複数の人間を殺しても見合うと思うのだろう。ジュリーの目論見通りの張り込みで、予定通り犯人が出て来てくれるのはちょっと出来すぎかも。犯人が音楽教師の顔に見覚えがなかったのも不思議。グレイト・スペクルド・クラックル、どんな鳥かと検索しても見つからなかった。グラックルの間違いか、故意に架空の鳥を使ったのか。2024/01/28
Kitinotomodati
4
シリーズ3作目。エミリーって良い子だな。それにしても、シリーズの2作目だけ書庫に収蔵してるなんて思わなかったわ。行きつけの図書館。今度、2作目を借りてこなければ。2018/11/26
kanamori
3
☆☆☆2019/07/18
rbyawa
3
a135、2作めと間違えて3作めを読んでしまって、一旦間違えてここを登録してからその事実に気付くw ロンドンの警部(昇進しました)とイギリスの片田舎の紳士が至極当然のように休暇を過ごそうとしていたのはちゃんと前段があったのかw 相変わらずイギリスの片田舎で、今度は殺しがあっても特に村が動じるようなこともなく、馬使いのエイミーと女流推理小説家(正直さして出番なかったけどね)が印象的。事件はまあ相変わらずごてごてとしていてわかりにくくはあったかな、眠る少女とヴァイオリンの調べが流れた病院のシーンが好きです。2010/10/13