文春文庫<br> 死にゆく者との対話

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文春文庫
死にゆく者との対話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 270p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167271084
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

死者との仲良し時間という貴重な体験を分かちあい、その「幸せ感」「至福感」の波動が、波紋のように広がってゆくことを願った1冊。

内容説明

死者は、この世に生きる生者との和解を望み、愛を送っている。未来への不安や過去に捉われることなく「いま、ここで自分と他の人を大切にし、明るく幸せに生きること」を応援している。ベストセラー『死にゆく者からの言葉』の読後に不思議な経験をし、人生が大きく変わった人々の体験談から、死者と生者の絆を伝える感動の書。

目次

母タツより達治へ
けんちゃんからの贈り物
おじいさんと波動
自殺した母
現れた息子
死の床に現れた二人
伊勢湾台風で流された姉
紅葉に輝く図書館の庭で―里子に出された男性
自転車と孫
砂の恐怖に取りつかれた少女
実業家とその母親
あらゆる残滓を洗って輝く人生
こころの灯火
海を越えた出会い
心の絆
暖流と寒流のぶつかるところ

著者等紹介

鈴木秀子[スズキヒデコ]
東京大学人文科学研究科博士課程修了。文学博士。フランス、イタリアに留学。ハワイ大学、スタンフォード大学で教鞭をとる。聖心女子大学教授を経て、国際コミュニオン学会名誉会長。聖心女子大学キリスト教文化研究所研究員・聖心会会員。日本におけるエニアグラムの第一人者。セラピスト。全国および海外からの招聘、要望に応えて、「人生の意味」を聴衆とともに考える講演会、ワークショップで、さまざまな指導に当たっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi Tanohata

21
ベストセラー「死にゆく者からの言葉」を直ぐ買いました。その続編的な一冊です。「・・・言葉」が待ち遠しい。なんだろうかこの感覚は。不思議な読後感は。とにかく内容には触れずに読んでいただきたい。もちろん「・・・言葉」から。北海道の町の本屋さんでの10年越しのベストセラーです。 2016/01/11

銀の鈴

17
「死にゆく者からの言葉」を読んだ人に起こった様々な人の奇跡の回心についてを前半、韓国と日本の歴史と人間を後半、あとがきで東日本大震災への祈り。自殺した母親との出会いは、自殺後も人は光の中に神の手により導かれるのだと知った。遠藤周作やハンセン病が出てくる。キリスト教との縁がこの頃、深いようだ。神谷美恵子の重厚で慎しみ深い内容の後に読んだためなのか、荒廃した私の心には物足りなく感じた。病気で、誰も自分が生きていることを特段必要としていなくても、生きていていいのか、まだ、答えが出ない。2017/08/05

シュウ

6
そんな日がくるのだろうかと思うけれども、それまでの間は、背伸びせず、許すということなのか。時折のグサリとくる言葉が、、耳にいたいですね。タイトルとはちょっと違う印象を受けました。2014/07/06

みけのすずね

3
前著「死にゆく者からの言葉」を読んだ方々が、死者との時間を体験し、回心し、生きてゆく。「自転車と孫」で、息子が亡くなって、家族が互いに責めあうのは苦しいが、許されないから生き続けられ、母として一番辛い罪を嫁姑で耐えたのだろうと感じた。死の前に仲良し時間を持てたらしあわせだが、仲良し時間がなくとも、会ったことのない身内さえも、このような本に出会うことで、死者の後ろ楯を感じることができる。佐藤初女さんや遠藤周作さんとのご縁のお話も楽しませていただいた。2018/06/24

冨樫くんとノス

3
宗教色が強い。この手の、「体験談」ってものを読んだだけでは共感も納得もできないし、こんな風なことが起こり、人が救われるとも思えない。もうちょっと普通の体験談で死について納得させてほしい。2013/06/17

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