内容説明
女の唇がプルプルし、顔やアゴが小さいことが重要なそのわけは?ダイエットの意外な秘密、国によって性格の強さが違う原因、お茶が体にいい理由、サルも絶頂で叫ぶ所以は―。最新動物行動学が、森羅万象を縦横無尽に解き明かす。読めば必ずゲッと叫び、プッと吹き出すギモン解決型科学エッセイ、ますます快調。
目次
第1章 性は進化し続ける(エッチな妄想とくしゃみ/子どもは美人を見分ける;女はフェロモンを嗅ぎ分ける ほか)
第2章 みんなの繁殖問題(ダイエット=避妊法説;子どもの三歳・反抗期のワケ ほか)
第3章 ドライブする食べもの(心に効く!タケノコに秘められた力;食す前に知っておきたい、フグ毒と美味の理由 ほか)
第4章 本音で生きる動物たち(黒猫が気弱なのは…;サルもオルガスムスで「ホウ」と叫ぶ ほか)
第5章 キテレツ科学者と一緒に(ノーベル賞に一番近い男・マーク小西;野口英世がノーベル賞を逸したのは… ほか)
著者等紹介
竹内久美子[タケウチクミコ]
1956年生まれ。京都大学理学部卒業後、同大学院に進み、博士課程を経て著述業に。専攻は動物行動学
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感想・レビュー
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ミカママ
80
面白かった!真面目な遺伝子のお話。右脳左脳、という現在では少々時代遅れな話しはさておき、普段から「そうなんだろうな」となんとなく感じていたことを、専門的見地から解説してくれるのが心地いい。女性はなぜイケメンを好むのか?オンナの唇はなぜプルプルが好まれるのか?などなど。女性のウエストの細さはやっぱりエストロゲン、生殖能力に比例するんですねぇ、やっぱそうでしたか!(笑)2015/04/20
星空の挑戦者
6
理論の濫用と評する方もおられるが単純に言って万人にわかりやすく文献紹介してくれて有り難い。竹内さんのような方は日本に何人かは必要です。テストステロンの項目が面白かった。2010/06/29
takapi0227
5
一体このお方の専門は何学なの?と思う位話が多岐に渡る。こういうTVあればなぁと、思ったら『ほんまでっかTV』が頭に浮かびました。ここで語られるてることは正解•不正解ではなく、“知りたい”その好奇心、探求心の大切さ。“知りたい”欲求が刺激されます。あっ、テストテロンのレベルが上がってきた気が。。2011/06/15
二十西
3
竹内さんの書く、動物行動学って面白い。人間の遺伝子に組み込まれている本能を日常生活の中でどのように関わっているのかなど説明してくれる参考書のようなものだ。もっと読んでみたい著者になった。2012/07/13
うりぼう
3
活きのいいのが、生き残る。2005/09/15