出版社内容情報
京都人がケチで恐妻家なのも九州人が男尊女卑なのもすべてはウイルスのせいだった! 遺伝子の先端研究から論じた「日本人の起源」
内容説明
なぜ京都人は恐妻家で九州人は男尊女卑なのか。それを解くカギは寄生者にあった!ミトコンドリアが語る日本人のルーツ、縄文人だけがもっていたウイルスの秘密、動物はなぜ異性の外見にこだわるのかなど、最先端の研究を駆使して人間とパラサイトの不思議な関係を論じた、目からウロコの落ちる傑作。
目次
第1章 二つのルーツを持つ日本人(日本人の祖先のたどった道―先達はニホンザル;頭の形と日本人―関西人はちょっと特別;ミトコンドリアは語る―縄文人はどこから来たか)
第2章 男と女とパラサイト(外見にこだわるのはなぜ?―ツバメに見る恋愛の現実;暑い国から来た“男尊女卑”―そして人はカッコいい;寒い国から来た“平等主義”―私の見た京都人)
第3章 日本人の死生観(私は象ゴリラ―類人猿の死生観;浄土真宗が最大勢力になったのは―日本人の死生観;あの世を想う気持ちを強めるものは―またも負けたか八連隊)
第4章 ウイルスがつくった日本のこころ(“友”となった白血病―ウイルスから日本人を探る;ATLは残った―なぜ縄文人だけが持っていたのか;ウイルスがつくった日本のこころ―ATLと相互協力、あるいはおせっかい)