出版社内容情報
はち巻岡田、紬屋吉平、金田中、ゑり円…女の細腕で始めた店を銀座一の、ひいては日本一の、老舗に育てあげた内儀、経営者二十二人の生き方を見つめた幻の名著
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ringoringo
3
銀座でひとりでお店を続けているだけの女性だけに、たぶん普通の女性よりも何倍も山あり谷ありの人生をおくってきたと思うのに、どの女性も苦労の欠片も見せないくらい、強く、そして変化に柔軟なしなやかさを感じました。過去よりも、現在を楽しんで生きている姿に共感しました。2014/06/09
山内正
0
若い女客の熱気の店の奥にちょこんと小柄な婦人か座っている 女主人慶子さん 気性の強そうな人を想像してたが 生家は結城紬の買い次呉服屋 十四で店に 出され花嫁修業はせず父親に愛された 婿養子を取り何れはと 二十五で東京に店を構え 震災で焼け借金だけが残った 親元の融資で銀座に 当時の結城紬を こんなに働いてどうしてお金が貯まらんと 夫が言った 三年四年と続け常連客が増えた 今年八十で店に座り女店員の言いたげな養子になに?と神経を配る 座り続けた貫禄が滲み出ている 2023/05/11
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