出版社内容情報
貿易会社社長殺害の真犯人は誰? 夕子にお見合い話が持ち上がり、宇野警部との恋路は? おなじみ幽霊シリーズ第20弾は初の長篇。
内容説明
貿易会社の社長と刑事が殺された。現場に居合せた宇野警部は、意図に反して、犯人を射殺してしまう。やむを得なかったとはいえ苦悩する宇野の元に「犯人の死で隠された事件の真相を見付けよ」という謎の電話が。おなじみ女子大生夕子と解明に乗り出すが、夕子に見合い話が持ち上がり…。幽霊シリーズ第20弾は、初の長篇小説、特別付録「著者インタビュー」を収録。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
昭和23(1948)年2月29日、福岡生まれ。桐朋高等学校卒業。51年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、以来ベストセラー作家として活躍。著作は500冊を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鍵ちゃん
13
貿易会社の社長と刑事が殺された。現場に居合わせた宇野警部は意図に反して、犯人を射殺してしまう。やむを得なかったとはいえ苦悩する宇野の元に「犯人の死で隠された事件の真相を見つけよ亅という謎の電話が!おなじみ女子大生夕子と解明に乗り出すが、夕子に見合い話が持ち上がり…。2020/11/17
白雪ちょこ
11
シリーズ初の長編。 今回は、幽霊「法廷」とついているので、裁判が問題になってくるのかとワクワクしていたのだが、内容は全然違った(笑) いつものように、ドタバタとしたコメディ感プラス、事件も勃発。 夕子と宇野警部のタッグで、見事に事件を解決していく。 今回もやはり、作者の得意とする男女の恋愛のもつれや、絡みが主題となっていた。 最後の最後の方で、法廷の意味がわかってくる。 2人のセリフに、ぜひ注目。2024/06/06
Mie Tange
7
シリーズ初の長編小説。らしい(笑) すごく読みやすかったけど、複雑で途中こんがらがった… 誰が真犯人でもおかしくないし、コイツ関係あんのか?てのも居たなか、 最後は全部スーッと繋がった! 無理なくはなかった気もするけど。2020/03/10
カルタ
4
ひねりがあるミステリーというわけではないけれど、これはこれで面白い。2019/08/23
こむぎ
4
子供の頃から欠かさず読んでいた「幽霊シリーズ」。ここ数年すっかり忘れていました。今作は幽霊シリーズ初の長編です。宇野警部と夕子の仲の良さがうらやましい。なつかしい人に再会したようでほっとしますね。読み始めた頃は大人に思えた女子大生の夕子。すっかり追い抜かして宇野警部に近い歳になってしまいました。時が過ぎるのは早いなぁ~。2010/11/25