出版社内容情報
広いサンルームに"何も見えない"窓が一つ。不思議なこの窓のある部屋で、一体、なにが起こったのか。心境地を拓く長篇サスペンス
内容説明
天井だけ広い窓があり、外を覗くことのできる窓は一つだけ、しかも、その窓からは、人の姿が全く見えず、どこからもその窓は見えないように工夫されている―名門の家に生まれながら、不思議な窓のある屋根裏部屋に20年近く幽閉され、自殺した母の秘密を知った娘が、母を死なせた人間たちに復讐する異色長篇サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーノルド
4
3連読となる赤川作品は、本作で13作品目 その殆どは中学生の頃に読んだのですが、全体的にあった赤川作品イメージは“読み易さ”でした 今回改めて触れてみて、読み易さたけでは無かったコトを痛感 全く中弛みなく読めた…とは言いませんが、中盤からじわじわくる収束感はページをめくる気持ちに拍車をかけました 懺悔の念を抱いたままの者には手を掛けなかったあたり、作品全体の印象が揺らいでしまいます ドラマでみる復讐劇は心惹き付けますね まだまだ触れていない良作がありそうなので探してみようと思います!2017/04/03
aicocc0
1
本棚からひっぱりだして、何度めかの再読。赤川次郎ワールド全開。想像を絶するほどのお金持ちとか、ひとの心の機微とか。薄い本ではあるけれど、うまく纏まっていて好きです。ちょっと切ない、やるせない話だけどね。2016/08/06
もみち
1
【図書館】読みやすかったし、面白かった。2010/09/02
二分五厘
0
1987.4.26
田(゚_ 。)村
0
2000/03