出版社内容情報
狐、牛、犬、鴬、蜆、亀、猿、馬、熊など様々な動物たちを枕に、彼らや人間サマのとても愉快な艶笑譚を、古川柳や小咄、笑話などを交えつつ招介する風流動物ばなし
内容説明
川柳や小咄を交えて紹介する動物と人間サマの艶笑譚。里帰りをしていた浦島太郎が、竜宮城へ帰ることになり、土産物を用意しながら「さて、蛸には何がよかろう」というと、「それこそ松茸がよかろう」。狐、牛、犬、鶯、蜆、亀、猿、馬等々、さまざまな動物たちを枕に、彼らや人間サマのとても愉快な艶笑譚を、古川柳や小咄、中国の笑話などを交えながらつづる“風流動物ばなし”。
目次
虱の皮を槍で剥ぐ
蛸の共食い
狐の七化け
牛の角文字
犬と犬取り
蛇が蚊を呑む
鶯の谷渡り
赤貝が蜆を挟む
亀は仏になる
猫にまたたび
鰻の天上
猿も木から落ちる
鶺鴒の伝授
象の鼻と鰐の口
いもりの黒焼
洲走といなの臍
馬鹿と法螺
蟹の横這い
馬と馬並み
熊の毛雪駄亥子息(けせつたいのこいき)