文春文庫<br> グリッツ

文春文庫
グリッツ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 478p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167254032
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

辻強盗に撃たれて休暇中の刑事が静養先で知り合った若い女がカジノで殺された──ハードボイルドの伝統を現代感覚で甦らせた傑作

内容説明

プエルト・リコで休暇中なのに、だれもモーラ警部を休ませてくれない。ケチな復讎魔に尾けまわされ、女友達が不審な墜落死をしたとの報もほってはおけない。早速事故のあった安ピカの街アトランティック・シティに飛ぶと…。読みだしたらやめられない不思議な魅力をもつ文体で“レナード・タッチ”の名を高からしめた代表作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

62
刑事が異郷の地でプライベートな捜査を繰り広げるハードボイルド作品。目をかけていた娼婦が、不審死を遂げた。主人公は、真相を探るべく彼の地へ向かう…。刑事としての身分がないアブナイ街で、ヤバい奴らと渡り合う主人公。洒落た会話と個性的な悪党どもが絡み合うレナードの人気作です。主人公を執拗に狙うマザコンの連続殺人暴行魔。ネオンでピカピカなカジノの街を舞台に、口と度胸で悪党どもを時に魅了する捜査の過程が愉しいですね。たどり着いた真相は、不本意な結末を迎え…からのクライマックスが見所。ラストのオチが効いてます。2023/03/11

タツ フカガワ

50
マイアミの刑事ヴィンセントは勤務中に受けた銃弾の療養休暇をプエルトリコで過ごすなか、アイリスという娼婦と知り合う。彼女はアメリカでの生活を夢見てカジノの街アトランティックシティへ向かうが、まもなく高層階から墜落死する。その報せに事件性を感じたヴィンセントは現地へ向かう。30年ぶりの再読ながら、初読み同然の興奮読書となりました。1ページ目から引き込まれる軽妙な語り口や最終ページでの意外なオチ(?)、それに登場人物の造形のうまさは色褪せない面白さで、改めて当時のE・レナードのブームを思い出しました。2023/07/12

ポルコ

20
小悪党に見えたテディが、読み進むにつれ残忍さと狡猾さが増していく。圧倒的に強い主人公ヴィンセントとの対決が二転三転してハラハラドキドキのユーモアも忘れてないエンタメアクションミステリー小説。2023/06/19

小太郎

15
好きなレアードでもこれ読んでなかったんです。ちょっと古い感じはしますがレアード節満開。やはりハードボイルドでも普通の小説同様に人書きが大切なんだと思いました。2018/03/31

bapaksejahtera

8
今回の主人公は銃撃を受けた後療養休暇に入った刑事。やや女に惚れやすいが慎重で警官らしい男である。いつもの狂気に溢れた愛すべき悪党は登場しない。当初悪漢側についた巨大な黒人が主人公と仲良くなる。こいつが面白い。章ごとに異なった登場人物が語り手となって、その場にかわされる会話とそれに基づく彼(/女)の心理描写によってストーリーを進める。これが円滑なため、読者は混乱せずに展開を知ることとなる。最後にプエルトリコでオカルティックな結末があるかと匂わせたが、尋常の大団円となった。上々作と評価できる。2020/02/13

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