出版社内容情報
零戦、隼、紫電、飛燕、雷電、疾風、震電……。日本陸海軍戦闘機の活躍を詳細に描く、著者渾身の決定版戦記。写真、図版多数収録。
内容説明
1000機を超える量産機が作られながら、ほとんど活躍ぶりが伝えられていなかった局地戦闘機「紫電」。自ら「獅子部隊」と称し、台湾、フィリピンと戦い抜いた決戦航空隊341空の戦歴に初めて光を当てた「獅子は吼えたのか」。未亡人や部下に取材、伝説化された軍神の素顔を明かす「伝聞『加藤軍神』」など、短篇14本を収録。著者畢生の力作。
目次
海軍篇(忘れ得ぬ胴体着陸二回―零式艦上戦闘機/三菱MU‐2;隻腕操縦員―零式艦上戦闘機;獅子は吼えたのか―局地戦闘機「紫電」;「J改」指揮官の個性―局地戦闘機「紫電改」;出撃した予備士官たち―局地戦闘機「雷電」;「震電」の周辺―十八試局地戦闘機「震電」;バリク邀撃、モロタイ夜襲―夜間戦闘機「月光」)
陸軍篇(伝聞「加藤軍神」―九五式戦闘機/九七式戦闘機/一式戦闘機「隼」;重戦がめざす敵―二式戦闘機「鍾馗」;回転翼に託した人生―二式複座戦闘機「屠龍」/ベル47ヘリコプター;三式戦の比島、五式戦の本土―三式戦闘機「飛燕」/五式戦闘機;常陸教導飛行師団と天誅戦隊―一式戦闘機「隼」/二式複座戦闘機「屠龍」/四式戦闘機「疾風」;グラマン急襲!―四式戦闘機「疾風」;最高殊勲の防空司偵隊―キ四六-3乙防空戦闘機)
著者等紹介
渡辺洋二[ワタナベヨウジ]
昭和25(1950)年、名古屋市生まれ。立教大学文学部卒業後、航空雑誌の編集者を経て、現在航空史の研究・調査をライフワークとしている。現在までに取材した旧軍関係者は1200人に及び、その取材力、執筆内容の正確さには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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