出版社内容情報
太平洋戦争終結までの激動の時代を生き抜き、花咲こうとする文学者たちのありようを、豊富な資料を駆使して描いた昭和文壇回顧録
内容説明
大正文学の終焉から「文学界」創刊を経て太平洋戦争の終結に至るまで、激動の時代を生き抜いた文学者たちのありようを、自らの見聞に基づき、豊富な資料を駆使してヴィヴィッドに描いた文壇回顧録。同人雑誌や同人の名前が細かく記述されるなど、昭和文学史研究の上でも貴重な作品となっている。
目次
第1章 不断の歯痛
第2章 黒き犯人
第3章 作家と運命
第4章 源流行
第5章 分裂時代
第6章 緞帳の葡萄
第7章 3・15前後
第8章 全女性進出行進曲
第9章 いのちのかぎり
第10章 エスプリ・ヌーボー
第11章 芸術派の群
第12章 2つの道
第13章 死と復活
第14章 文芸復興
第15章 あの死、この死
第16章 ファシズムの波
第17章 ペン・クラブの今昔
第18章 津軽の作家
第19章 『新風』前後
第20章 発哺の宿
第21章 文壇新体制
第22章 転向について
第23章 芥川賞海を渡る
第24章 右翼的文学論
第25章 徴用作家
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