文春文庫<br> 新・がん50人の勇気

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文春文庫
新・がん50人の勇気

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  • サイズ 文庫判/ページ数 462p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167240219
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

迫りくる死を前に人はいかに生きるのか。がんと向き合った作家、俳優、学者、僧侶、企業人など、50余名の「生と死」のかたち。

内容説明

刻一刻と迫り来る死を前に、人はいかに生きるか。永遠の命題への答を求めて、著者は作家・俳優・音楽家・学者・僧侶・企業人など、五十余名の「生と死」のかたちと向き合う。最期の瞬間まで生を全うした人々の胸を打つ感動のドキュメント。

目次

「意味のある偶然」―武満徹
試練への感謝―山本七平
人生の美学―井上靖・山口瞳・澁澤龍彦・白石一郎・手塚治虫
昭和天皇の最期
己の死をも学ばずには―丸山眞男・中川米造
女たちの生き抜くかたち―千葉敦子・宮崎恭子・森瑶子・重兼芳子・長尾宜子
書くことは生きること―米原万里・絵門ゆう子・山本夏彦・高坂正堯・米山俊直・矢内原伊作
表現者たちの流儀―野間宏・上野英信・国分一太郎・黒田清・日下雄一・五味康祐・石井眞木・青木雨彦・城達也
色即是空のかたち―高田真快・高田好胤
企業人の「生と死」―河邉龍一・河毛二郎・大川功・美川英二・森武志
幕の下りない舞台―音羽信子・杉村春子・本田美奈子
最終ステージの演技―ハナ肇・芦田伸介・越路吹雪・淀かおる・上月晃・いかりや長介・三木のり平
人生これからの時に―村山聖・森千夏・黒沼克史
描くのをやめない手―長新太・谷岡ヤスジ・馬場のぼる・青木雄二・真鍋博
継承されるいのち

著者等紹介

柳田邦男[ヤナギダクニオ]
1936年栃木県生まれ。NHK記者を経て作家活動に入る。72年『マッハの恐怖』で第3回大宅壮一ノンフィクション賞、79年『ガン回廊の朝』で第1回講談社ノンフィクション賞、85年『撃墜』他でボーン・上田記念国際記者賞、95年『犠牲(サクリファイス)』などで第43回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

43
がんに侵された著名人の最期の日々。若い世代では、歌手の本田美奈子、棋士の村山聖、26歳で早世したオリンピック選手の森千夏など。 自分がなぜがんになったのか納得できる答えを用意できるのは医師の科学的な意見ではなく、自分自身を人間の物語に位置づけるスピリチュアルな会話。 死は必ずしも終わりではない。人の精神的ないのちは残された人々の心の中で生き続け、こころの遺産となる。したがって、死を考えることはいかに良く生きるかにつながる。 50名を超える死のかたちを丁寧に解くことで、死を前にした生き方の大切さを説きます。2020/06/27

I love Michi

3
きちんと死んでいく、ということ。自分の残された時間を目の前にしても、慌てず、今日を踏みしめて今を生きて、明日静かに死んでいく、ということ。読後、自分の周りの空気の重さが明らかに変わった。2018/08/04

takao

2
ふむ2023/01/13

087115

1
がん・死を真正面から受け止めなければならなくなった時、人はどのように振舞うのか。著者の向ける眼差しは優しい。いや、それぞれの色々な振舞いはどこか真理を含んでいるからか。著者はそれを見出す術に優れいてるためか。2012/08/18

Yunemo

1
お盆に読んだせいか、「死」に対する尊厳さが胸にしみつく。一言、こんなことは私には無理。自分ががんになり、進行してしまっていたら私はどんな選択をするのか、できるのか。「死への準備」へのいくつかの段階、読んで感じることはできるが、現実になった際の自分への対応、ますます自信がなくなってくる。こうした気持ちを持つことを考えただけでも、一読の価値あり。2012/08/13

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