出版社内容情報
内外の事件、社会変動、学術文化界の話題等、日々伝えられる様々な「事実」の分析を通して、情報のとらえ方、目のつけどころを考える
内容説明
私たちの周りには、日々さまざまな出来事が起きている。コンピュータ時代の巨大事故、日米摩擦、技術の最先端、そして医療現場への問いかけ、障害者からの問いかけ、我々自身の生き方、死に方への問いかけ―。そのひとつひとつで試みられた分析視点や方法は情報洪水の中で見失いがちな事実の核心を明確に浮び上らせてくれる。
目次
やはり起きた事故
医療現場への問いかけ
障害者からの問いかけ
事件は進化する
広がる「日本たたき」
独創性と研究戦略
時の流れのなかで
生き方と死に方と
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
15
慎一郎は幼時全聾・言語障害・自閉症と診断され医者から見放される。母・安代は独りで立ち向かう。慎一郎は哺乳瓶以外ストローさえ使えない。スプーンも箸も持てず笛も吹けない。安代は毎日慎一郎の口に自分の口をあて、強く息を吹いたり吸ったりすることを教える。慎一郎はじゃばら笛を吹き伸ばせるようになる。次は硬い舌を出させる練習。安代は自分の口の周りや舌の上に砂糖をつけ舌で舐めさせるのを繰り返す。文字のあるのを教えようと五円玉の上に紙をあて鉛筆でこすらせる。次は五十音の積木で。家中の品物にその名前を書いた紙を貼り付ける。2019/05/28
びぎR
2
1985~1988年に週刊文春に連載されたもの。事故調査のイメージが強い著者だがバブル景気を反映してか経済関連、それに伴う国際関係(主に日米摩擦)の内容が多い。ものごころついていた頃の話なので(笑)「そんなこともあったな~」という感じ。「あの人が!」とか「今どうしている?」とか気になる人物が話題になるものが散見する。【続く】2020/04/30
bossa19
1
なかなか面白い。ずいぶん古い本だから、本人がこの本にコメントしているのがあればぜひ読みたい。最近のも読んでみたくなった。2003/10/27
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- 和書
- 貧乏だけど贅沢