文春文庫<br> ガン50人の勇気

文春文庫
ガン50人の勇気

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  • サイズ 文庫判/ページ数 206p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167240066
  • NDC分類 916
  • Cコード C0147

出版社内容情報

ガンによる死が悲惨なものばかりとは限らない。淡々と、ひょうひょうと、あるいは雄々しく、あかるく生きた人びとがここにいる!

内容説明

ガンによる死が悲惨なものばかりとは限らない。淡々と、雄々しく、あるいはひょうひょうと、また精一杯明るく生きた人々がここにいる。朝永振一郎、大沸次郎、平塚らいてふ、亀井勝一郎、中山義秀、尾崎士郎、江田三郎、市川団十郎、小津安二郎、林武、伊東深水、高橋和巳、矢内原忠雄ら、50余人の人々の闘いの軌跡をえがく。

目次

私はリンゴの樹を植える(原崎百子)
よく訪ねてくれたね(松浦巌)
心優しき神話を求めて(新居崎邦宜;亀井勝一郎;朝永振一郎;豊川行平;吉村正一郎)
しなやかな心(宮上裕;細川宏;平塚らいてう;鈴木正久)
涙して洗った茶碗(吉河寛悟;今東光;家城巳代治;大木正夫;中山義秀)
作家たちの世界(中野重治;竹内好;高橋和巳;平野謙;尾崎士郎;木山捷平;阿部知二;大仏次郎)
燦爛たる太陽を描きたい(林武;市川団十郎;成田和巳;江田三郎;都築正男;宗像誠也;堀米庸三;矢内原忠雄;十返肇;伊志井寛;成瀬巳喜男;小津安二郎;伊東深水;遊佐正憲;正木ひろし;三味線豊吉;小唄勝太郎;上司海雲;叡南祖賢;津田実雄)
希望という一体感(小田切春雄;小山内宏;紅林武男;米川正夫;大橋国一;多田満彦;石井悌子)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei

14
1979年発表、1989年文庫発売。がんの告知はしないというのが当たり前だった時代。ほぼ40年前の内容なので、現在とは医療体制がまったく異なっていて、ほぼ末期の方々が、数か月~数年の余生をどう生き抜いたか、という内容。皆さん目的をしっかり持たれて生きてこられてきた方々なので死ぬと分かっていても、それを全うされる方が多かったです。もっと普通の生活を送っている一般の方々はどうだったのかな。 2017/11/30

衛兵

8
この本を読み始めたのは、鳥越氏が都知事戦に出馬する前であり関係ない。朝永振一郎、平塚らいてう、大佛次郎、小津安二郎、伊東深水ら、癌に侵され、それと戦い、散っていった人々50人の記録。特に印象的だったのが、先代三遊亭圓楽の父、吉河寛治氏の話。絵に書いたような江戸っ子で遊び人の住職が、死を前にして周りを励まそうとする姿。こんな風に生きられたらどんなに幸せだろう。2016/07/21

カエル氏

1
ガンと宣告されなかったとしても…こんなに凛々しく生きなくて良いと思う。もっと痛い!生きたい!ってわめいても良いのにね。2022/11/06

MIRACLE

1
がん患者をめぐるいい話をあつめた本(56ページ)。とはいえ、現時点で最良の治療をおこなうのが一番であることは、言うまでもない。ショックだったのは歴史学者、堀米康三さんのエピソードだ(170ページ)。氏は西洋医学を助けをこばみ、自宅療法を選択した。なにが氏の理性を狂わせたのだろうか。2011/07/15

満月-ya

0
(処分済)1998/06/04

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