出版社内容情報
勤勉で学問好きの知性派光秀は織田信長を討ち、京人の喝采を受けた。光秀が秀吉に討たれたのは事実か。歴史の定説を覆した異色作
内容説明
築城学、軍学、故実式目、歌道、仏道を究めた知性人であった光秀と野獣性の信長との確執は宿命的なものだった。山崎の合戦後の従来の光秀像を覆した異色長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まぁいっか
9
初めての歴史小説。光秀がこんなにも長生きしてるとは思わなかった。昔の人は執念深い人が多いんだなと思った。天海として生きているときに信長にひどい仕打ちを受けていたら,本能寺の変もなかったのかもしれない。最後の慈悲の心に至るまでにはそう簡単にはいかないようですね。2015/01/17
できるだけ
3
嫌いじゃないけど主人公が不在。天海は謎が多いからもっと自由に表現して欲しかった。2019/03/04
ばろっさ
2
光秀=僧天海説を取る小説。天海の年齢を考えると荒唐無稽かもだが、話としては面白い2019/11/09
ぽて
1
時代ものの小説を読むのはこの作品が初めてでした。 私達が生きている現在から遠く離れてはいるものの、同じ国で起こった出来事なのだと思うと、読んでいてロマンを感じずにはいられませんでした。 解説を読むまでどこからどこまでがフィクションなのかも曖昧なままだったけど、歴史的に有名な将軍たちの人柄や生き様を感じられるお話で、楽しかったなあ。 もっとこのジャンルを開拓していきたくなった。2022/11/02
レコバ
1
最後の最後で”享年百十八歳”って、声を出して笑ってしまった。 ギネスブックが無かったのが悔やまれるな。2013/11/03