文春文庫<br> 北条早雲 〈5〉

文春文庫
北条早雲 〈5〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 472p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167230074
  • NDC分類 913.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

東森久利斗

1
山田風太郎? かと錯覚するほどの○○、××な内容。早乙女貢への硬派な男一匹的印象が覆る。驚き、赤面?、それでも、やっぱり興味津々、最後は食傷気味で飛ばし読み。本来、上中下巻レベルで済んだはず。編集者の欲と入れ知恵で、無理やり原稿枚数を増やされたのかも・・・、と好きな作家だけに擁護しておこう。後北篠氏の成り立ちが良く分かる。2020/08/06

カズザク

0
平和とは、戦争と戦争の間の時期…たまたま戦争がない時期のこと。その戦争…それが原因で引き起こる社会的な様々な悪も、時の権力者の怠慢、無責任が引き起こす。無力な権力者が持つ悪の力には、それを上回る強い力で圧迫することが必要。それが庶民を助け、社会を良くすること。歴史を違う角度から見ると、早雲の下克上は正しい行動に思える。それにしても、早雲の後五代続いた北條家が、もっと強い力に潰されたこと…それも早雲に比べたら、社会的悪に潰されたことが、歴史の皮肉としか言いようがないように思う。28年ぶりの再読…楽しめた。2018/09/16

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