出版社内容情報
左手にかるく握った白いハーネスのハンドルをとおして、心を通わせるフロックスとわたし。ともに生活し、全国を旅した感動の記録
内容説明
秋の北海道路で、歌舞伎座の一般席で、兼六園の桜の下で、左手にかるく握った白いハーネスのハンドルをとおして言葉を交わし、心を通わせるフロックスとわたし。「目の見えないことを忘れさせてくれただけでなく、一人の人間としての自由を与えてくれた」盲導犬フロックスと出会い、ともに生活し、全国を旅した感動の記録。
目次
詩・フロックスとわたし
1 クリスマスの町を歩く
2 フロックスは花の名前
3 日傘の思い出
4 りこうな不服従と左側通行
5 小涌園とわたしたちふたり
6 バースデーケーキ
7 雪だるまをやっつけろ
8 「フロックス、わたしの目となって」
9 歌舞伎座の一般席で
10 初めての旅行で〔ほか〕