文春文庫<br> 夜 訪ねてきた女

文春文庫
夜 訪ねてきた女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 474p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167218102
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

夜はジプシーの“女神”、昼は殺人鬼として追われる謎の女。夫の依頼で尾行を続ける探偵の本能は、彼女に異常な過去があると告げる

内容説明

ジプシーの女が殺された。同居していた別のジプシー女が逮捕され、すぐに犯行を自白した。元アトランタ市警警部補のフランク・クレモンズは、いまはニューヨークで私立探偵業、昼間はある人妻を尾行する身だが、彼の情念は夜の事件へ、ジプシーの女へと、強く引かれてゆく。あの女は犯人じゃない―。直観がそう告げるのだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sine_wave

7
フランク・クレモンズシリーズの最終第3弾。昼と夜の調査それぞれファルークと協力して追う。昼は依頼者の妻の行動を、夜はジプシーの占い師仲間を調査する。フランクはジプシーの若い女に惹かれるが、女は殺人の疑いをかけられる。両方の結果は悲しいものになるが、フランクらしい結果かもと思えた。2020/11/29

パカゲニー

5
トーマス・クックのフランク・クレモンズ私立探偵3部作の3作目。フランクは調査員で相棒のファルークと妻の素行調査とジプシー占い師の殺害事件を昼と夜に分けて解決する。 後の作品群が多く持つ暗さが薄れ、比較的オーソドックスな探偵小説が楽しめました。2021/08/31

遥かなる想い

1
記憶3部作の 緊迫感とは がらりと違い ひどく 静かな 情念を 細やかに 書き込んだ 本である。 ジプシーの女が 殺され、同居していた別のジプシーの女が すぐに 犯行を 自供する・・ 直感的に あの女は 犯人じゃないと 思う クレモンズの 探りようは、謎を解くというよりも、犯人の隠された人生を 求めながら その底に 自分自身の悔恨のようなものを 抱えているような 気がする。 クックの 小説は 暗い、という 批判もあるようだが、 読んでいると、クックが提供してくれる 世界に むしろ なご2010/05/16

緋色

1
NIGHT SECRETS

負け猫

1
心躍るような話ではないし、ページをめくるペースが速くなるような本ではないけれど、地味におもしろい。ファルークの働きのよさがすごい。2010/03/05

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