文春文庫
ワールドカップ戦記―波涛編2002‐2010

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167217914
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0195

出版社内容情報

充実の布陣でドイツ大会へのぞんだ日本代表は、思いがけない惨敗を喫する。4年後、南ア大会での快進撃を誰が予想できただろうか。

内容説明

日韓大会のベスト16進出で、日本サッカーは大きな飛躍を遂げる。若き選手たちが次々に海外移籍を果たし、その活況は永遠のものと思われた。だが、最強の布陣でのぞんだドイツ大会で惨敗。立て直しを担ったイビチャ・オシム監督は病に倒れ、新たな試練が訪れる。重苦しい空気を抱えたまま、代表は南アフリカ大会を迎える―。

目次

ドイツ大会アジア予選―かつてない期待を背負って(アジア1次予選の総括;2004年2月18日さいたま・埼玉スタジアム2002 JAPAN 1‐0 OMAN―予想外の大苦戦。数々の問題点が露呈した。 ほか)
ドイツ大会―無残に散った“最強世代”(日本代表メンバー;2006年6月12日カイザースラウテルン・フリッツワルターシュタディオン JPAN 1‐3 AUSTRALIA―終盤に痛恨の逆転劇。日本が失ったものとは。 ほか)
南アフリカ大会アジア予選―再び岡田体制へ(アジア3次予選の総括;2008年2月6日さいたま・埼玉スタジアム2002 JAPAN 4‐1 THAILAND―エゴと決断力の欠如。すっきりしない白星発進。 ほか)
南アフリカ大会―日本サッカーの新たな可能性(日本代表メンバー;2010年6月14日ブルームフォンテーン・フリーステイトスタジアム JAPAN 1‐0 CAMEROON―岡田監督の賭けが的中。強敵を封じ16強へ前進。 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

23
2012/7/20 Amazonより届く。 2013/4/28〜5/10 先日読んだ飛翔編(アメリカ大会予選〜日韓大会)に続く波濤編。記事を読むと当時のことが次々と思い出される。ブラジル大会が迫って来ているが(残念ながら、最速での本大会出場決定は逃したが)、十年後どういう思い出を与えてくれているのだろうか。2013/05/10

ぺぱごじら

13
先月『飛翔篇』を読み、これを読みたくなったのだけど、何故か界隈の書店には無く、江戸へバンジー出張した帰りにダッシュで丸善に寄って購入。『W杯に出れる前と、出た後』のフラストレーションの違いがよく出ていて楽しめた。やはり岡田監督というのは凄い人なんだなと感じる。カズを外したり直前で本田ワントップの奇策を打ったりと、スレスレのことを信念を持ってやりきる所が特に凄い。批判は丸呑みし、称賛は受け流しながら、きっと二度と代表監督はやらないんだろうけど、それも理解出来る気がする。2015-772015/05/22

ぐうぐう

10
2006年のドイツ大会から2010年の南ア大会までの戦いをまとめた『ワールドカップ戦記』第2弾。サッカーに限らず、スポーツとは生ものであり、チーム編成や監督の戦術から試合を予測したとしても、必ずしも当たるわけではない。南ア大会アジア予選でのふがいない試合内容に対し岡田監督批判が起こったが、いざ本戦が始まっての予想外の奮闘に評価が180度変わってしまったことに象徴されるように。しかし「Number」の記事は、ただの批判や予想屋としての役割に終わらない志しがある。(つづく)2012/09/26

8
2006年サッカーW杯。最終戦であるブラジル戦に大敗した直後、中田英寿選手が芝の上に仰向けに倒れた。かなりの時間そうしていたが宮本恒晴選手以外は誰も中田選手に近づこうとしない。選手がロッカーに引き上げてしばらくして中田選手は起き上がり1人観客に手を振った。とても悲しい光景でした。私はただの傍観者なので本当のところはわかりません。だだ、本当に一つのチームならば、試合に負けても何人かが中田選手の手を取り、そして中田選手もみんなと行動を共にし、一緒に観客に手を振ったのではないか。そんな気がしてなりません。2013/01/28

shigoro

8
子供だったゆえに当時を知らなかった人が読むにはちょっと味気ないかも。当時テレビを見て盛りあがった記憶を懐かしみながら読むにはちょうどいいかな。当時の様子(ファンの盛り上がり方・結果を出せない監督への解任コール)、そして試合状況に追加して後日聞き出した選手・監督のインタビューが掲載。リアルタイムで雑誌を読んでいたならなおさらオモシロく感じるかもしれない。 2012/08/11

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