文春文庫
「坂の上の雲」人物読本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167217877
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ドラマも第2部を迎える「坂の上の雲」を深く、楽しく読み解く副読本。200人超の人物事典、子孫達の言葉など、ファン必携の1冊。

内容説明

“人物”で読み解く「坂の上の雲」の世界の魅力とは―。1000人以上の登場人物から250人を厳選した「主要人物事典」には作中の“登場箇所”ページも掲載。さらに、子孫たちが語る逸話、好古・真之のその後、著名人が選んだ好きな登場人物と言葉、脇役たちの意外な素顔…。作品を何度でも再読したくなるファン必携の副読本。

目次

私の好きな人物、好きな言葉―『坂の上の雲』こう読んだ(創造力豊かな児玉源太郎(塩川正十郎)
心を離れない秋山真之(寺島実郎) ほか)
『坂の上の雲』の脇役たち(「軍神」広瀬武夫・死の真相(川村秀)
武士道精神が生きていた時代(中村彰彦) ほか)
子孫が語る『坂の上の雲』の登場人物(家では何もしなかった秋山好古(秋山哲兒)
私の戦いと祖父・眞之の志(大石尚子) ほか)
その後の秋山好古・真之(私立北予中学校長・秋山好古(片上雅仁)
日露戦没後の秋山真之(田中古巳))
『坂の上の雲』主要人物事典(顔写真付き)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みやけん

31
★★★☆☆「坂の上の雲」再読したいが今はその気力が無い。ベタな気もしますが、秋山真之と広瀬武夫がすきです。ロシアとの戦争なのに交流があったり、大変な時代ではあるが明治に生きてみたい気すらする。再読のために置いておこう。松山にいきたいなぁ。2016/11/19

藤瀬こうたろー

14
昭和の軍隊を毛嫌いしていた司馬先生が戦争を描くというのは一見矛盾しているようですが、日露戦争にはまだロシアの侵攻を止めるという自衛戦争の性質があり、そして負けるかもしれないリスクをわかっていてあえてあらゆる知恵と努力を結集して大国に挑むという、根拠のない過剰な自信と無為無策で臨んだ先の戦争とは異なるものととらえていたんでしょうね。そして、登場人物たちは明治人というより江戸時代の名残ある幕末の余韻を知る人たちなんですよね。やはり秋山好古が一番好きだなあ。こういう春風みたいな爽やかな人に憧れます。2021/10/06

koba

11
★★★☆☆2012/06/05

はち

10
坂の上の雲第二部放送開始前に復習の意味を込めて。各界で愛されてる作品だけに読まれ方も様々。やはりのぼさん好きなので子規絡みの話はしっかり読んだ。正岡家のその後を描いた作品も読まねば。人物紹介を読むとこの時代は幕末から続いてきて、日本の敗北まで続いていくと再度実感。2010/11/23

清作

8
この本を読めば『坂の上の雲』の理解が深まる。個人的にはロシア人の名前がなかなか覚えられず、名前と人柄・役職などが一致せず以前『坂の上の雲』を読んだ時は読み進めるのに苦労したが、この本のおかげで読むのが楽になった。人物事典という面でだけでなく、著名人がこの作品をどのように読んだのか、脇役たちの素顔が述べられており面白かった。その後の好古について書かれている箇所は紙数は少ないが興味深く、以前にもまして好古が好きになった。2012/07/28

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