文春文庫
私の死亡記事

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167217808
  • NDC分類 281
  • Cコード C0195

内容説明

「失踪二十年目に香港で」桐野夏生、「葬式は無用」高峰秀子、「カラス駆除中、転落死」渡邉恒雄…。「ご自身の死亡記事を書いてください」という大胆無謀な企画に各界102人が応えてできた前代未聞の書。全篇にそれぞれの人柄、人生観が窺われ、時に抱腹、時に粛然とさせられる名篇ぞろい。文庫化にあたり新たに12人が執筆。

目次

御挨拶(阿川弘之)
とうとう最後まで(阿川佐和子)
いまだ死せず(阿刀田高)
愛犬稟に何の便りもなく(阿部謹也)
友人医師の一言を鵜呑みにした末に(安部譲二)
絶版男、熊に食われる(嵐山光三郎)
「歩く百科事典」逝く(荒俣宏)
趣味は嫉妬(安野光雅)
じゃんけんで負けて俳句に出会ったの(池田澄子)
そばつゆ(池部良)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

44
110人の死亡記事であるが内容としては略歴紹介、自己評価の感じが強い、死亡記事については葬儀をするか、しないかに触れてる人もいるし、あとはいつ死ぬ、」どんな死に方をするか等がかかれてるが、人数が多すぎで今ひとつまとまりに欠ける内容。2014/05/08

アーちゃん

24
図書館本。2000年単行本、2004年文庫化。114人の著名人が自分の死亡記事を第三者として書くという企画もの。この本を知ったのが穂村弘さんのエッセイで筒井康隆さんの文章を読んで面白かったためなのですが、何しろ時間がかなり経っているために約三分の一ほどの方がご逝去されており、何人かの記事(主に経済界や政治家の方)は飛ばしてしまいました。穂村さんも執筆されているので読みましたが、土屋賢二さんの風呂敷の広げ方の大きさ(毎度の事です)がやはり一番面白かったです。2018/05/03

ピップ

14
死を考えることは生を考えること。その通りだと思う。100人を超える人が自分の死亡記事を書いた本。真面目に自分の功績、考えを書いている人、茶化して書いている人さまざまでしたが、良く考えると自分の人生を2~3ページに収めるのってものすごく難しいんじゃないだろうか。 個人では渡辺恒雄が意外におもしろかった。自慢ばかりするのかと思いきや、ウィットに富んだ感じでよかったです。ほとんど知らない人ばかりだったので、知っている人が多かったらもっと面白かっただろうな。2017/11/14

スパゴー

10
著名人に自分の死亡記事を書いてもらうという内容。定番な人や変化球気味な人など面白かった。ミステリー作家ほど死亡原因が捻ってあり職業病だなぁと感じちゃいました(笑)2014/04/19

エドバーグ

9
著名人について、ああ そんな背景があってこのような業績に繋がったのか と納得でき、収穫多し。この背景がコンパクトにまとまっている所が、なお良し。この本で初めて知った方も、個性が伝わりまた良し。2020/03/05

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