出版社内容情報
四十二歳は男の厄年、疲れた心が災いを招く。例えば妻の浮気、上司の責任転嫁……。中年男女の弛緩した日常に忍び寄る、八つの事件
内容説明
42歳は男の厄年。ルーティン化した仕事と無関心な家庭生活でだらけた心と体が、やがて災難を招く。たとえば妻の浮気、上司の責任転嫁―。なにかおかしい、と気づいた時には、もう窮地に追いつめられていて…。中年男女の惰性の日常に何気なく忍び寄る出来事が彼らをキリキリ舞いさせる、推理短篇8本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
駒
5
家にあったので。なかなかノスタルジック。短編集なのでサクサク読めます。四十二歳。迷える余地がなくなるってちょっとショック。色々悩みの出てくる年齢なのかな…。軽く読めるミステリーとしては面白かったです。2022/08/09
すん
1
休憩室にあった本。暇なので読んでみた。この頃女性の作家さんのものばかり読んでいたせいか、なんとなく違和感。中年の家族、夫婦、友人との日常生活との絡みでの短編小説。なんだかね~おばちゃん(妻)は図太いんだよ、図々しいんだよ!って言われてる(かかれてる)感じ。男性にはそう思われてるんですね(笑)おばちゃんでーす。これからもすぶとく頑張ります(^^ゞ2014/01/02
朱音
0
短編集。中年の男女の日常に事件が起こる。佐野洋氏は短編の切れ味がよいと思う。2008/07/10