内容説明
週刊誌の特集記事に危ない銀行として、三洋銀行の名前が。頭取から事態の収拾を厳命された総合企画部長の長谷部は、大学時代のつてを頼ってその記事をなんとか差し止めることが出来た。一方、同期の松岡は総務部長となり、念願の取締役の座を手にした。そんな二人は頭取から、ライバル行の富桑銀行の調査を命じられた…。
著者等紹介
山田智彦[ヤマダトモヒコ]
昭和11(1936)年3月、神奈川県に生れる。33年早稲田大学文学部独文科卒業後、銀行に勤務しながら、執筆活動を続ける。42年文学界新人賞に佳作入選しデビュー。51年「水中庭園」で毎日出版文化賞を受賞する。平成13年4月急逝
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感想・レビュー
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Walhalla
19
山田智彦さん得意の銀行モノのビジネス小説です。銀行が生き残るための画策に奮闘する行員達を描いた作品でした。大きな金融事件が起きるわけではなく、殺人事件が起きるわけでもなく、終始淡々とした流れのまま終わってしまった感がありますが、シリーズものなので、お楽しみは次作に続くのでしょうかね。次作も手元にあるので、近いうちに読んでみようと思います。2016/11/10
あむけ
1
どんなどんでん返しがあるのか?と期待しているうちに終わってしまった。2013/03/15
ハーブ
0
読みやすい 心情や考えを素直な表現でかいてくれてるので勉強になる そうかーシリーズだったのか 最後から読んでしまった…2017/01/30