出版社内容情報
忠誠と反逆が反転し、激突する動乱時代。後醍醐帝、尊氏、正成、義貞らの下した決断が歴史を変えていく。闘う男達の壮大なドラマ
内容説明
忠誠と反逆が激突する動乱の時代。後醍醐帝、尊氏、正成、義貞らの下す決断が歴史を変えていく―。四十巻にわたる『太平記』の全貌を要旨のダイジェストと現代語訳に「ノート」を加えて紹介していく。誤解され続けてきた有名な戦乱の文学が血湧き肉躍る魅力あふれる歴史小説として現代によみがえる。たたかう男たちの壮大なドラマ。
目次
風雲の世紀
乱世の炎
骨肉の戦い
はてしなき相剋
太平記主要人物小事典
太平記略年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あっき
5
時代に合わない親政を行った後醍醐と時代の流れに押し上げられた尊氏といった感じなのかな。太平記=南朝寄り・梅松論=北朝寄りなのだと単純に思っていたのだけど、太平記も後醍醐の治世にかなり辛口でびっくり。南朝北朝関係なく悪は悪として批判され、特定の人物に極端に肩入れして賛美することもなく描かれているようです。ちょいちょい出てくる平家物語との比較が興味深い。観応の擾乱以降の混沌っぷりはやっぱり面白いなぁ。鎌倉幕府滅亡から南北朝時代の流れを整理できて良かったです。2016/01/05
葉つき みかん
5
原文を飛ばしたら数時間で読めた。面白かった!概説書だけでは人柄が立ち上がって来なかった面々にキャラの肉付けが出来ました。原文は味わい深いけど、また追い追い。図書館で確認した限りではかなり長い太平記が一冊の文庫本に要領良くまとめられていると思いました。2013/07/23
ゆっち
2
27年前に43歳で他界した父の本を実家の本棚から拝借。今、自分は39歳だけど、やや難しい。興味の問題かな⁈父が持っていた本で、当時父がどういうことに興味を持っていたのかがわかったことが嬉しい!2020/02/06
ぽぽぽぽーん
2
ダイジェストなのに面白い。永井路子さんの鎌倉武士への思い入れのお陰か、同著の太平記紀行でもそうだったが幕府側の鎌倉での最期の戦いに涙腺崩壊。2016/05/12
くまきん
2
「太平記」の登場人物の相関関係を完全に把握理解している人がいたらスゴいと思う(^^;; けど、「歴史マニア」には結構いるんだろうな〜。2014/01/05
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