出版社内容情報
古代の謎の女帝推古から江戸期の奥女中絵島まで──日本史の中の猛女たちのあっと驚く生き方を、ユーモアたっぷりに描く新意外史
内容説明
女が強くなったと言われる今日このごろですが、そんな風潮は何も珍しくはございません。休みなく流れ続ける歴史の中には、あっと驚く猛女たちが数多くいたのです。推古天皇、額田王、元正天皇、伊勢、藤原彰子、藤原元子、小督、平時子、京極お初、絵島など、したたかな女たちの生き方を、おなじみのシリーズでお楽しみ下さい。
目次
謎の女帝第1号・推古天皇
幻の女王・額田王
美貌の女帝・元正天皇
王朝の悪女に乾杯!・伊勢
王朝の長寿VIP・藤原彰子の系譜
王朝の落ちこぼれ女御・藤原元子
謎の女富豪・上西門院統子・八条院〓子
美女に愛された美女・小督
平家一門の肝っ玉母さん・平時子
体験的戦国経営学・京極お初
優雅なる殺生石・東福門院和子
大奥スキャンダルの女王・絵島
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわ
9
歴史小説家・永井路子さんによる「歴史をさわがせた~」シリーズ。あとがきの永井先生いわく「先のシリーズで書き残したヒロインというより、私が歴史にかかわり続けているうちに見えてきた新しい女性像」をとりあげています。その分、メジャー度はグッと下がってしまいますが、あの人&事件は実はこんなふうだったんだ!?とか こんなスゴイ人がいたんだ! とか…意外な歴史を楽しめる醍醐味はあいかわらず♪ なかでも淀君&お江にはさまれ、なかなかとりあげてもらえない三姉妹の真ん中 お初さんの章はとても興味深かったです。2013/06/13
京橋ハナコ
4
再読。女の人の生き方を書いた本。私は歴史の中の女の人見方はこの人の本に教えられたものが多い。2021/08/22
シルク
4
取り上げられた歴史上の女性達のうち、半分くらいは知らない人達だったが、史実の裏側を推理する著者の考察は興味深かった。2020/04/04
rinrin
3
このシリーズで歴史が好きになりました。何度も再読しても飽きません。2015/06/22
真奈
2
久々にちゃんと再読。初めて読んだのは中学生か高校生のころ。永井先生のおかげで、幅広い時代の歴史知識が増えました。ありがとうございます。 久々に読んでも、楽しいし、読みやすい。そして挿し絵の可愛いこと!2019/08/31