内容説明
御家人の身分を捨て、いまは筆耕稼業に精を出す鶴見源次郎。ひょんなことから斬り合いに出くわし、瀕死の傷をおった公儀隠密に、松平家へ宛てた密書を託される。紙片には「八は田と会す ご用心」の文字。幕府を怨み、将軍家代がわりの時期を狙って暗躍を続ける謎の徒党・八嶽党が、老中の田沼意次と何事か謀りつつあるようだ。
著者等紹介
藤沢周平[フジサワシュウヘイ]
昭和2(1927)年、鶴岡市に生れる。山形師範学校卒。48年「暗殺の年輪」で第69回直木賞を受賞。平成元年、菊池寛賞受賞、6年に朝日賞、同年東京都文化賞受賞、7年、紫綬褒章受章。「藤沢周平全集」(全25巻 文藝春秋刊)がある。9年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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