文春文庫<br> 闇の傀儡師〈上〉 (新装版)

個数:
電子版価格
¥649
  • 電書あり

文春文庫
闇の傀儡師〈上〉 (新装版)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 13時39分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167192488
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

御家人の身分を捨て、いまは筆耕稼業に精を出す鶴見源次郎。ひょんなことから斬り合いに出くわし、瀕死の傷をおった公儀隠密に、松平家へ宛てた密書を託される。紙片には「八は田と会す ご用心」の文字。幕府を怨み、将軍家代がわりの時期を狙って暗躍を続ける謎の徒党・八嶽党が、老中の田沼意次と何事か謀りつつあるようだ。

著者等紹介

藤沢周平[フジサワシュウヘイ]
昭和2(1927)年、鶴岡市に生れる。山形師範学校卒。48年「暗殺の年輪」で第69回直木賞を受賞。平成元年、菊池寛賞受賞、6年に朝日賞、同年東京都文化賞受賞、7年、紫綬褒章受章。「藤沢周平全集」(全25巻 文藝春秋刊)がある。9年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

123
藤沢周平にしては珍しい派手な伝奇活劇。そして人物の造形や配置、文章の豊穣さしなやかさは逆に藤沢周平らしい。設定が大きいのに細部の地に足の着いた描写が絶妙。これによって全体に緊張感や焦燥感が漂う。敵の八嶽党ははっきり全貌を見せず、時に誰が敵やら味方やらわからなくなる展開は上質のサスペンススリラーのごとし。上巻はまだ抑え気味に思うが、現段階でたいへん面白いのでこの勢いのまま下巻へ。2016/03/16

ケンイチミズバ

101
無限の境地、五感が冴えわたり鳥の声が消えた一瞬、落下する木の実を真っ二つにし師匠より下山を許された。流派の中でも野生の実戦的な剣を会得した源次郎と柳生最後の継承者かと思われる謎の男との対決は下巻に持ち越し。待ち伏せで毒矢を喰らったハンデを認め源次郎との対決を公平な状況で臨もうと立ち去った甚内はどうも悪人に思えない。訳アリ感が半端ない。重大な秘匿事項のため浪人である使いやすさ、幕政の裏に係わることに決めた源次郎だが、お鷹狩が中止となった時点で敵の待ち伏せを読めなかったのはやはり間諜としては素人ですね。2021/12/20

じいじ

92
これは、昭和53年8月から1年にわたって、週刊「週刊文春」で連載された人気小説だったとのこと。五篇に綴られた物語、各編がとてもいい場面で転回してしまうのも、人気週刊誌への連載というのを、藤沢さんが意識していたのだろうか…?。150年の長きにわたって暗躍する徒党・八嶽党と幕府内の権力争いを側面から描く着想が、この物語を面白くしている。主人公が、剣の立つ素浪人というのも面白い設定だ。一息入れてから下巻へ―。2022/11/12

nakanaka

65
後家人をやめた鶴見源次郎は筆耕を生業としていたが、偶然斬り合いに出くわし瀕死の公儀隠密からあるものを託されたことによりとんでもない抗争に巻き込まれていくという内容。筆耕稼業とはいうものの実は凄腕の剣客という設定は個人的に垂涎ものです。アクション多めでしょうか。源次郎と前妻との過去や、その妹との関係など大きな流れ以外の部分での魅力もあり面白過ぎます。上巻でこの面白さ…、下巻が楽しみです。2022/10/10

優希

53
面白かったです。将軍を憎む武士と効能に巻き込まれた浪人の物語。ひょんなことから斬り合いに出くわし、瀕死となった隠密から密書を託される源次郎。幕府を恨む田沼意次と謀を企てているのが気になります。展開がスピーディーでハラハラドキドキが止まりません。下巻も読みます。2023/02/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2085024
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。