文春文庫<br> 悪の狩人―非道人別帳〈1〉

文春文庫
悪の狩人―非道人別帳〈1〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167191122
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

義父殺しの罪で科人となった美貌の娘が何者かに惨殺された。事件の裏に巨悪が蠢く。同心・祖式弦一郎が江戸市中に巣くう悪を断つ

内容説明

泰平の世の人心を引き締めるため幕府が復活させた“鋸挽きの刑”。しかしその最初の科人となった美しい娘は、ある夜晒し場で惨殺されてしまう。抜群の嗅覚をもった同心・祖式弦一郎は、事件の裏に潜む巨悪の存在をつきとめるのだが…。この事件を皮切りに、江戸市中で起こる怪事件を陰で操る姿見えぬ敵との闘いが始まる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kira

17
図書館本。先日読んだアンソロジーで気になったシリーズ。辣腕すぎて上役に煙たい思いをさせる同心・祖式弦一郎が江戸の怪事件を解明し、巨悪と闘う。社会派ミステリの作家さんが時代小説を書くと、かくも硬派なものになるのかと思った。弦一郎はとにかく真面目で正義感が強い。それにしても、鋸挽きの刑を復活させた上様は、正気だったのだろうか。2022/12/25

へたれのけい

4
森村さんが時代物をどれだけ著しているのか知らないのですが、流石に、レベルを保っています。面白い。ただ、贅沢を云わせて貰いますと、江戸の「匂い」がないなぁ。人物に時代の生活臭が不足か。(また、偉そうな批評してるぞ!)。2015/04/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/606162
  • ご注意事項