文春文庫
京都暮らしの四季―極楽のあまり風

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167186050
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

建具替えをして、打ち水や氷柱で極楽のあまり風を味わう、美しい夏。火鉢に鉄瓶をかけ、障子の向こうに積もる雪を眺める、静かな冬。椿や桜に思い出の人を重ねる、心和らぐ春。月見、京料理、紅葉などが五感に響く、趣深い秋。町家に住まう者にしかわからない昔ながらの京の四季を優美に綴った傑作エッセイ。

目次

夏の章(祇園祭と奥座敷;極楽のあまり風 ほか)
冬の章(暮らしの音;祇園の人 ほか)
春の章(椿のあしあと;桜の人 ほか)
秋の章(月に磨く;朽木盆に松茸 ほか)

著者等紹介

麻生圭子[アソウケイコ]
1957年生まれ。80年代に作詞家として、数々のヒット曲を手がけるが、91年より作詞家を休業、執筆活動に入る。96年、結婚を機に東京を離れ、京都市中京区のマンションに暮らしはじめ、99年にエッセイ『東京育ちの京都案内』を上梓。同年末から築70余年の町家に移る。その町家探しと手作業による修復などの奮闘ぶりを綴った『京都で町家に出会った。』(いずれも文春文庫)等、著書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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3
続・京町家奮闘記。やっぱり京都は違うなと思わされる。久しぶりにゆっくり観光したいなぁ。2022/11/02

百花

2
エッセイストとして活躍する著者は、おそらくは同世代の女性読者からの支持を集めていると思う。一時期は人気作詞家として時代を牽引していた著者が、あるとき住まいを東京から京都に移した。その顛末が記された京都シリーズ、これが三作目。京都の暮らしにさらに深く踏み込み、今にも出かけたくなるような魅力あふれるあれこれが綴られてゆく。若い頃、神戸から京都へ何度となく遊びに出かけたが、あの頃は住みたいとは思わなかった。たぶん、いつまでも憧れの地であってほしかったからだろう。2019/06/23

双海(ふたみ)

2
京都にいきたいですね。十分に時間をとって。2013/09/14

ikedama99

0
ゆっくり読みました。少しずつ染み渡ってくるような雰囲気があって好きです。この筆者ののことはこれまで知りませんでしたが、これから他にも読んでみたいと思える文章です。何となく、このリズムに憧れます。京都の町屋にだけではなく、その過ごし方や生活のリズムに憧れます。2013/02/15

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