内容説明
雪女のように謎めいたゆきずりの女との激しい恋。だが、その女の正体は!?獣婚を装った殺人事件の背景には?精力絶倫になる秘薬で死者が!…廏戸皇太子(聖徳太子)に命ぜられ、斑鳩の里の難事件を次々と解決していく官人・調首子麻呂の活躍を描く古代ロマン・ミステリエンタテイメントの傑作。
著者等紹介
黒岩重吾[クロイワジュウゴ]
大正13(1924)年、大阪に生れる。同志社大学卒業後、さまざまな職業遍歴ののち、昭和35年「休日の断崖」で文壇に登場、「背徳のメス」で第44回直木賞を受賞。55年「天の川の太陽」で第14回吉川英治文学賞を受賞。平成3年紫綬褒章受章。また「弓削道鏡」など一連の古代歴史ロマンにて、4年第40回菊池寛賞受賞。平成15年没。享年79
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。