出版社内容情報
白熊の襲来、乱氷の障壁、ブリザードの酷寒……多くの困難と戦い世界で初めて単独で犬橇を駆って北極点に到達し、グリーンランドを縦断した不滅の冒険の全記録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
21
○不屈の精神力と体力、冷静な判断力を感じます。生命の危機においても咄嗟に正しい行動をとっているように感じました。犬との話はどの部分も好きな話です。2022/02/26
Ryoichi Ito
7
植村直己(1941-84)は,私と同年輩のため親しみが持てる。1978年3月5日,カナダ最北のコロンビア岬を出発し,約800kmの犬ぞり単独行の末,4月29日北極点到達に成功した。帰路は北極点からグリーンランド北端のモーリス・ジェサップ岬までを飛行機で移動し,5月12日改めて犬ぞりで出発,グリーンランドの広大な氷床を単独で縦断した。距離はおよそ3000km。本書は単独行の日記だ。毎日の出来事や感想を詳しく記している。ほぼ10日間隔で食料その他の必需品を飛行機で運ばせた。単独行はやはり無謀か。国民栄誉賞。 2026/03/17
topo
5
グリーンランドからカナダ、アラスカを犬橇で一年半かけ走破した記録。 もう止めよう、明日引き返そう。そう思いながらも翌日には再度犬を橇に繋ぎ、乱氷とブリザードに立ち向かい目標を完遂しようとする精神力と行動力に感服。地方によるイヌイットの文化の違いも面白い。2018/02/02
Satoshi
4
植村さんの冒険の中でも有名な北極点の犬ぞりでの単独行とグリーンランド縦断(こちらは初めて知った)の紀行文。犬による牽引のみが移動手段であるので、描写のほとんどが犬の観察となっている。当初は犬に対して少し冷たい表現が目立つが、旅の終盤になると犬たちへの愛情と敬意が増していくのが面白い。極限の旅に挑む姿勢が客観視されており、とんでもない冒険をしたにもかかわらず、その動機は極めて人間的で正直なものである。同氏の魅力はここにあると思う。2017/06/10
鉄鍋
3
植村直己の根性もさる事ながらハスキー犬の過酷な疾駆に動物とはいえ頭が下がる。グリーンランド縦断の偉業よりイヌ無しには達成できなかった厳寒の氷河における人間と犬の熱いドラマに賞賛を送りたい。2022/07/07




