内容説明
地面に生えている筍を火焙りにして食べる“筍の地獄焼き”でサディズムを発揮。カツカレー牛丼でカロリーへの飽くなき挑戦姿勢をみせ、ホットケーキをシロップでビショぬれにしたいと身悶える。今回はケニアに足をのばして野性の味も体験。ハイエナ君のお食事風景にちょっぴりせつなくなったショージ君でした。
目次
ホットケーキの法悦
自販機の飲みもの
シュークリームの遺憾千万
レストランのイモコロッケ
お好み焼きのコテコテ
筍の“地獄焼き”とは?
葛飾・柴又・だんご有情
耕すアイスクリーム
ラッキョウは塩漬けこそ
食品サンプルの街では〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
43
いつもながらの東海林節が絶好調! 「食品サンプルの街では」、「ポテトチップ症候群」「懐かしの缶詰たち」がお気に入り。読んでいていつも感じるのは、いつの間にか頭の中に食べ物が刷り込まれていることだ。このシリーズを読んで食べたくなったものも多い。解説は南 伸坊さん、こちらも南節快調。2015/02/25
sun
8
「笑いのツボにはまった」。日常の食で笑わしてくれる。マンガもいいとこ突いている。シリーズものらしいので、笑いたくなったら借りに行こう。2016/09/23
アズル
8
筍の地獄焼き、筍には気の毒だけどおいしそうだなぁ。山羊汁、…。これは、時々いろんな本で見かけますが、壮絶ですね。試したいし、調べてお店のあたりもつけていますが、なかなかどうも…。2013/06/10
ほんトモ📚読書雑談漫画描いてます
8
いつも通りの丸かじりシリーズ。まさに安定のクオリティーです。今回は土瓶蒸の件に共感。2013/12/18
ネギっ子gen
6
世界三大発見というものがある。その筆頭に挙げられるが、本著書にて的確に描写された、“深夜の「ペコッ」”である。秋も深まりし深夜、カップ焼きそばの茹で汁を「湯出口」よりステンレスの流しに捨てし時、必ず「ペコッ」と言う。コロンブスが卵を発見した以上の人類史上稀にみる大発見である。誰もが経験していながら、誰もその現象を正確に活写できずに無念の情を抱いていた中、著者は、それは「ペコッ」というのである、と喝破した。『もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら』とて、この快挙がなくば誕生しなかった著作であろう。2019/10/06