内容説明
「でもまぁ、いつまでも、うちの婆さんと一緒にいたいのよ」。こんな素敵にノロケられる人は小沢さん以外にいません。滋味深い文章にはますます磨きがかかり、テーマも老い、幼少期の想い出、東京、そして芸談と多岐にわたります。ああ人生って、年を重ねるってイイナア、と思わず抱きしめたくなるエッセイ集。
目次
老いらくの花
懐かしい場所、懐かしい歌
忘れられない人
旅は道連れ、女房と
愉快、愉快!尿瓶健康法のすすめ(対談 金子兜太・小沢昭一)
放浪芸についてのお話
著者等紹介
小沢昭一[オザワショウイチ]
俳優。1929年東京生まれ。早大仏文科卒。俳優座附属俳優養成所を経て51年初舞台。以降舞台、映画、テレビなどで幅広く活躍し、数々の演技賞を受賞。82年よりひとり劇団「しゃぼん玉座」主宰。ラジオ番組「小沢昭一的こころ」は放送37年目の超長寿番組。また70年代より民衆芸能の研究に力を注ぎ、レコード『日本の放浪芸』シリーズ(芸術選奨文部大臣新人賞ほか)、著作『ものがたり芸能と社会』(新潮学芸賞)などに結実した。2001年、勲四等旭日小綬章受章。朝日賞(05年)、菊池寛賞(07年)など受賞多数。明治村村長。日本新劇俳優協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。